今回のルートは、奥秩父主脈縦走路でもあるんです。
西沢渓谷を起点とした、反時計回りの馬蹄形幕営縦走です。
2014年07月12日(土)
04:40 道の駅「みとみ」
秩父側は快晴だったけど、雁坂有料道路を抜けると一気に曇り空に ・・・ 。
富士登山を中止にして、正解だったかも?
04:56 くらいむおん
先週から、西沢渓谷の通行止めは解除されてるみたいですね。
05:24 徳ちゃん新道入口
相変わらずキツイ登りが続きます。
登山道に沿う倒木を覆い尽くす苔が、まるで登山者が道からはみ出さない様に、山を守ってるみたい。
08:03 近丸新道分岐
標高を上げ、徐々にガスの中に突入。
ギンリョウソウも。
10:18 木賊山
展望は、期待してなかったんだけど、甲武信ヶ岳がドーン!!
10:34 甲武信小屋
ここで、ランチに。
大弛峠の水場は、要煮沸なので甲武信小屋から水を担いで行きます。
さすがに、要煮沸の水で生米は炊けないですからね。
10:57 登山再開
ちょっと晴れてきた。
11:19 甲武信ヶ岳
山頂からは、日本百名山のうち43座が見渡せるんだそうです。
NHKの取材も来てて、山頂は賑わってました。
ってか、カメラ廻してたのアドベンチャーレーサー田中さん?
ここからが未踏の奥秩父主脈縦走路です。
いきなり、エグい下りが待っていました。
浮き石が多いんで、落石注意です。
毛木平へと向かう分岐を過ぎると、一気に登山者もいなくなります。
踏み跡は明瞭だけど、とにかく倒木が増える。
そして、和名倉山ばりの苔ワールド。
ここを歩かないのは勿体無いですヨ~♪
ザレ場からは甲武信ヶ岳や木賊山が。
そして、反対側から見た鶏冠山も。
うわぁーッ、何このシャクナゲに囲まれたテントスペース。
やっぱり縦走途中にビバークする人もいますよねーッ。
12:19 コル?
ここまでの、下りが長かった ・・・ 。
ややフラットになったか?と思ったら、微妙にまだ下ってる。
(((( ;゜Д゜))) まだ標高を下げるのか?
ムッチャでかいザック背負ったメンズたちに、元気を貰った。
でも、バテる前にアクティブソーセージを。
12:51 富士見
甲武信ヶ岳2時間の標識ある処から ・・・ 、
また下る下る。
13:14 両門ノ頭
絶景です。
富士見からは、富士山は見えないけど、ここからは見渡せます。
倒木を切って通れる様にした場所に、更に倒木がシュール。
13:53 東梓
ここが「春を背負って」の原作の舞台となった場所。
近くのコルは、沢から人が上がって来そうな雰囲気。
せっかくなんで、10分ほど中休止しました。
毛木平分岐からは、ずっと看板や標識が殆どないんで、富士見や東梓だと書かれた道標は皆無です。
その後も、小ピークのアップダウン続きます。
14:56 国師のタル
ここだけは、ちゃんと標識が。
ここから本格的な登りになって、無名峰を2つ越えます。
何処までも続く苔ワールドにウットリ。
2つ目の無名峰を越えると北奥千丈岳と国師ヶ岳が。
でかい、そして遠いーッ!!
16:52 天狗尾根分岐
17:01 国師ヶ岳
やっと念願の国師ヶ岳へ到着!!
大弛峠まで車やバイクで来れば、往復1時間40分の山になってしまったけど、ここが奥秩父の核心部。
17:09 前国師分岐
一気に雰囲気が代わって、なんと階段までありました。
17:13 前国師ヶ岳
岩がゴロゴロしてて、金峰山みたいな雰囲気。
そして、金峰山の五丈岩もバッチリ見えます。
ヒールを履いたカップルが、夢の庭園へと向かって行きました。
夜景でも観るんかな?
17:34 大弛小屋
テント:600円
ビール:500円(朝日と麒麟)
久しぶりのロングルートで、後半ペースアップできなかった。
さすがに遅い到着に、小屋番さんに怒られるかな?と思ったんですが、
「何処から登ってきたの?」と険しい表情で聞かれたので、
「西沢渓谷からです。甲武信ヶ岳の方から」と答えたら、
「えっ、1日で?」と驚いた様子でした。
テン場は、フラットな場所が多いし、ペグも刺さりやすい。
晩御飯は、カレーです。
生米から炊いたんだけど、標高が高いから難しいですねー。
久しぶりのロングルートだったけど、奥秩父主脈縦走を3日で全線踏破する予行に最適でした。
駐車場:道の駅「みとみ」
トイレ:道の駅「みとみ」、笛吹の音入処、ネトリ橋トイレ、西沢山荘トイレ、甲武信小屋、大弛小屋
標 高:国師ヶ岳(2591.8m)
標高差:西沢渓谷入口より(1481.8m)
C T:約11時間55分
山と高原地図:金峰山・甲武信(奥秩父)
明日は、奥秩父最高峰を抜けて、破線ルートから西沢渓谷を目指します。