ユノさんがドフンくんを寝かしつけにテントへ入る。
なんだろう…さっきのことがあってか、無駄にドキドキする。
まさか、キャンプだよ?
こんな星空がきれいで、波の音が優しく流れるこんな素敵な場所で…そんなこと…////。
自分をいさめるために、ワインをいっきに飲み干す。
「…はぁ」
思わずため息が出る。
さっきのこと…僕も、食べますか?
ユノさんの甘い視線を思い出す。
「ぐはぁ…」
かっこよくてしびれる…リクライニングチェアの上でゴロゴロ転がる。
その言葉の意味は?
僕がユノさんを食べるってさ…何?
僕の中に入ってくること?
僕の中ってさ…どこ?
…うわぁぁぁぁ…////。
身体中が危険を感じて、ドキドキして止まらない。
僕も男だから…なんとなく想像はつく…
でも、ここは外だよ…ないない(笑)。
ユノさんが、僕にそんなことするわけ…手に持ったワインをまた飲んで落ち着く。
そりゃあ、星空の下、波の音が流れる中でそんなことになったら…ロマンチックだけどさ…そこまで考えて、頭を抱える。
飲もう…飲んで、ヘベれけになった僕を見たら、ユノさんだって興醒めするよね…ワインをどんどん飲むことにした。
「やっと、寝た~」
ドフンくんを寝かしつけたユノさんが、テントから出てきた。
「もう、かなり飲んじゃいましたよ…」
身体がふわふわ…もうすっかり出来上がった僕は、空っぽのボトルをユノさんに見せつけた。
だからね、僕はもう何もできませんよ。
ふふふっ…笑ってサインを送る。
ユノさんとお酒を飲むために新しいお酒取ってこなきゃ…立ち上がってクーラーボックスが置いてあるタープに向かう。
「…そんなに?」
ヨタヨタ歩く僕を心配してユノさんがついてくる。
…作戦、成功?
「焼き芋にワインがあうから…あ、ユノさんの分は飲まずに残してますよ♡」
ホッとして、たくさん飲んだ理由をこじつける…焼き芋、手に持ってないけど、食べきったことにしよう…そんなことを必死に考えてる自分に笑う。
えっと…次は何を飲もうかなぁ。
クーラーボックスを開けて中をのぞく。
「チャンミン先生…」
あれ?クーラーボックスの中が見えなくなった…ユノさんで明かりが遮られたんだ。
振り返ろうとしたら、ユノさんの腕の中…いつの間に…ユノさんを見つめる。
振り返ろうとしたら、ユノさんの腕の中…いつの間に…ユノさんを見つめる。
「…な、に?」…するの?
もう、心臓は警笛を鳴らしてる。
…バタン
ユノさんがクーラーボックスの蓋を閉じる…その熱い瞳は僕の本心を探ってる。
本心なんて…僕にもわからないのに。
僕は力の入らない身体をユノさんに預けたまま、引き上げられる。
「んんっ…」
強引なくちづけ…その激しさに僕を縛りつける何かが壊れる。
ユノさんの熱い舌に、僕を絡めて…もっとユノさんを知りたい…教えて…僕の中の欲求があふれだす。
僕を抱きしめる腕に力が入る…それに比例するようにふたりで熱くなって…崩れるようにテーブルに押し倒された。
波の音にキスの音が重なって響く。
ユノさんに夢中になってると、不意に離れるくちびる。
くちびるが寂しい…指で自分のくちびるに触れる。
ユノさんを見上げると、じっと僕を見つめ返す。
「味見…してもいい?」
ユノさんが鼻と鼻を触れさせながら、そっと囁く。
「あじ…み?」
どうしよう、昼間の聞かれてたんだ…声が震える。
「ドフンに噛まれたところ…見せて」
ユノさんの指がハーフパンツにかかる。
僕のお尻が少しずつあらわになって、ハーフパンツがゆっくりと下ろされていく…
僕のお尻が少しずつあらわになって、ハーフパンツがゆっくりと下ろされていく…
「あ…待って」
その手を掴んで止める。
「どうして…?」
寂しそうに僕をのぞき込むユノさんの目に惹きこまれる。
そんな瞳で見つめないで……掴んだ手を離す。
そんな瞳で見つめないで……掴んだ手を離す。
「味見だけ…」
耳もとで囁いて…ユノさんのくちびるが僕の首すじを吸い上げる。
つづく
キタ━(゚∀゚)━!
とうとう、味見です♡。