近畿パワー。慢心と注意不足が、負けを呼び込んでしまう。 | グッドコンディションのトレーニングと店長日記

近畿パワー。慢心と注意不足が、負けを呼び込んでしまう。



昨日は岸和田で、近畿フルギアパワーが行われました。我がジムからは、2人出場です。


一人目は、森田副支配人 74kg級M1、トータル470kgで優勝。


全体的に調子がよかったです。S150○ 160○ 170×

挙げは3本とも軽かったですが、3本目はしゃがみが浅いが取られて失敗でした。


僕がギアを巻いていましたが、3本目重量が乗るので1周強く巻きました。結果、巻きが強くなった分、しゃがみが浅くなって軽かったけど深さをとられて失敗したのは、セコンドである僕が判断ミス。

軽く上がってるんだからそのままの巻きで行ってもよかったと思いました。


ベンチは140×、140○、145×

140kg1本目の段階でぎりぎりでした。お尻が浮いて赤だったので、足幅を広くさせて踏ん張ってもお尻が浮かないようなフォームを取るように指示。2本目はそれに答えて成功。

ぎりぎりなので142.5kgでもよかったが、145kgでマスターズベンチ標準狙いなのは、前から聞いていたので145kgを選択。これはやはりつぶれて失敗でした。


デッドは、160○、170×、170○

160は普通に上がって170でしたが、170を軽いと思ってふわっと引いた感じがあって、途中であおってしまい2本目は赤。

そこで同重量にして、森田さんは途中で注意が忘れることもあるから、声をかけてファーストに意識を集中させて一気に引ききるように声援であおって、これは綺麗な試技で成功。


怪我からの復帰試合を飾りました。

一時期ベンチ60kgを持つのも苦労した時期があったので、よくここまで復帰できたなと思います。


森田選手は、一時期74kg級で560kgを達成したこともある選手。まだまだ老け込む年ではありませんし、ぜんぜんその数字ができる要素が十分にあります。


森田選手は、サプリメントは取るほうです。練習は仕事の関係で、今建築業界がものすごく忙しくて、練習時間が取れにくいということもありますが、できるときはちゃんと着て練習します。


僕からの進言はケア。背中を触ると亀の甲羅のように硬いです。ですからほぼブリッジはゼロ。

足の四頭筋もめちゃ硬いです。そのときは鍼が一番緩めることができます。何回も行けといっていまして、3年ぐらいになりますが、一回も行ったことはありません。


マスターズになればなるほど自分にケアをすると本当にプラスとして帰ってきます。

マスターズになってからは、計画性と無理のない練習、ちゃんとした栄養と、しすぎるぐらいのケアが重要と思います。「しすぎるぐらいのケア」が重要です。ただでさえ回復力が落ちるんですから。


うちのジムは、競輪軍団と、パワー軍団と分かれます。競輪軍団は、ほとんど僕言うことを丸呑みして、そこから自分でアレンジしています。

パワー軍団は、トレーニングのこと、サプリ面との事は結構聞いてくれますがケアのことは本当に聞いてくれません。

スポーツは人それぞれ目標があって、趣味でやって楽しむ人、真剣にやってプロを目指す人、自分の記録のためにはいろいろなことをする人。スポーツを通じて楽しんで人脈や友達を作りたい人などさまざまです。


僕は仕事柄プロの競輪選手に身近に接して、プロの厳しさ、結果を出す意義を肌で感じています。

このごろは大関、琴奨菊関にも縁あって、トレーニングなどの指導もしています。


どうしてもそののりで仕事が別にある人を指導するのは、温度差があって厳しいことも言うことがありますが、同じ時間でやるからには、やはりいい結果を出して、自分の自信に、そして周りから賞賛されていい気分になってほしい。


森田選手は、ケアを十分にして、いい練習できる状態にして、更なるいい結果を出してほしいと願っています。ケアをするとブリッジと股関節の動きが確実に出ます。これでいい練習ができて更なる進化を遂げることができるでしょう!!



次は高崎節男選手です。83kg級M2。この日の目的はただひとつ、M2のベンチプレスの日本記録をとるただ1点です。


日本記録は166,5kg。日本記録は500gずつ増量できます。普通の記録は2.5kg刻みです。

となれば、167kgあげれば日本記録です。


練習では170kgをあげることができました。高崎選手は怪我前は200kgをうかがう選手です。それが怪我をして一時期60kgのバーベルももてない時期もありました。


そして試合当日。スクワットは150kgだけフルギアでやって、成功してパス。


後は日本記録を出すのみです。僕はてっきり167kgを申請しているものと思い込んでいました。

そしてアップ155kgをやるときには試技が始まっていました。そして申請を聞くと170kg申請です。


「マジか?」と思って下げようと試みましたが試技3分前までしか重量変更はできないので、170をしないといけません。


1本目。あげるときに、支柱に当たって失敗。

2本目。支柱に当たるので、バーを受ける位置を下げてトライするもさしきれず。

3本目。カフェインをもう一個投入して、1ミリでも2ミリでもいいから内を握れと指示して、それが決まりあげきるも1対2で失敗。ナンバーカードが3番でお尻をとられているので、1対2だから抗議に走るも、陪審員も一人がお尻が浮いているとみて、そのままで万事休す。


結果、日本記録が取れませんでした。

この試合内容で、167kgだと間違いなく取れている内容です。


高崎選手の慢心と、自分の注意不足が、この結果を生みました。


最終練習のときに、スタート重量の話になって高崎さんが「170スタートでいこうかなと思っている」と発言していました。

僕はそのとき、「いやいや、167からスタートできるんだから、そこからでしょ!」と発言。


そして試合会場。重量申告締め切り後に170が判明。結果失敗。


高崎選手の失敗原因

原因1 高崎さんが昔200練習で上げれているし、最終練習も170あげているし、170で大丈夫だろうという慢心。


原因2 重かったら下げたらいいわという、気持ちで170を書いたが、試合進行が早いのと重量締め切り時間を頭にいれず、ゆっくりアップして、重量締め切り時間を過ぎたこと。


セコンド塩田の失敗原因

原因1 まさか170とかいているとは思わなかったという思い過ごしと、最初の段階で聞いて、試技の進み方の打ち合わせをちゃんとしなかったこと。


原因2 同じく締め切り時間を頭にいれず、ゆっくりアップしてしまったこと。


本当にもったいないことをしました。やるべきことをやって、失敗ならそれ以上がないのだから納得がいきますが、今回は本当に「慢心と注意不足」コンディションとか、モチベーションとかまったく関係ないところで落とし穴がありました。


こんなところでこういう事を学びたくはなかったのですが、体験してしまいました・・・。

これを読んでる皆さんが、こういうことをしたら駄目よ、自分もしちゃいけないよという自責の念をこめて、高崎さんには悪いですが書きました。


めちゃくちゃ悔しいです。高崎さんは次の目標は74kg級で83kg級までのM2標準をとる535kg以上と答えを出してくれました。何があってもクリアしましょう!こんな悔しい思いはこれで終わりましょう!!


535kgは、S185kg、B165kg、D185kg=T535kgです。絶対できる数字なので、絶対クリアしましょう!!


今日は締めの言葉が見つからないので以上です。