全日本ベンチ初日総評 | グッドコンディションのトレーニングと店長日記

全日本ベンチ初日総評

今回から第1回ジュニア・サブジュニア大会も含まれました、第24回全日本ベンチプレス選手権が、5年ぶりに兵庫県開催となりました。総エントリー数160名。今回も数々のドラマが、この大会で生まれました。おさらいしてみましょう。


Aグループ 74・83kg級ジュニア


まずはフレッシュなジュニアの争い。74kg級を制したのは、学習院大学の住田祐輔選手。こういう全日本大会では相当珍しい勝ち方の、おこぼれの優勝。

自分は第1試技の170kgしか挙げていないのに、回りもほとんどの選手が一本しか取れず、それも先に試技をしているのに、あれよあれよの周りの失敗もあって、同重量が3人で住田選手が一番体重が軽いので優勝!よほどの強運の持ち主でしょう!いきなりラッキーボーイが誕生しました。


そして83kg級はうって変わって、ストロングラインの岡本一成選手が、180-185-187.5と確実に試技をこなし、最後の試技は優勝かあるいは3位かの明暗を分ける試技でしたが、力強い試技で内容ある優勝を勝ちとりました。選手としての勝ち方は岡本選手の例が一番うれしい優勝でしょう。



Bグループ 女子52kg級以下


女子47kg級は、元の鞘「パワーハウス」に戻ってきた、福島友佳子選手が、3試技パーフェクトの自己新130kgをたたき出し、日本新で優勝。日本人2人目のIPF殿堂入りも果たされ、今年も強い福島選手が幸先のよいスタートをきりました。新天地のパワーハウスに戻るときも、吉田オーナーから話を聞きましたが、「すみませんがまた練習させてください!」と頼んできたところ、吉田オーナーも「全然大丈夫!気の済むまで練習して!」の一言で全て雪解け。やはりスポーツアスリートは極力心配事がないのが、いい結果につながります。試技だけ集中しとけばいいのですから。今年も福島選手は突っ走りそうです。


二位は世界選手権も経験した高橋美和子選手がはいりました。97.5kgの自己新を獲りたかったですが、ここは次戦以降にお預け。


3位には地元選手、パワーのHPA女子エース余語てるみ選手が、3試技パーフェクトの自己記録から2.5kgマイナスの87.5kgマークし銅メダルゲット。そのときできることをパーフェクトにしたのだから物凄い値打ちがある試技でした。


52kg級は、白川選手が一本目の130kgをクリアして優勝を決めると後は自己記録への挑戦。136.5-140と挑戦しましたが、今一歩及ばず。しかし白川選手は勝つことが求められているので、まずは最初の仕事はクリア。

第2位には増山朱美選手が112.5kgのM2日本新をたたき出して、2位。前回の全に緒hんマスターズでは105kgなので、7.5kgも上回る、高記録。

3位には寺村美香選手がハンドレッドプレッサー称号襲名で100kg。

地元田中彰子選手は70kgを記録し、6位でフィニッシュ。


52kg級ジュニアでは、京都学園大学の南選手が、85.5kgをマークし、ジュニア日本新を決めて優勝。



Cグループ 59kg級


59kg級は三つ巴の戦い。59kg級大御所池田尚也選手か、前年世界チャンピオンに輝いた、中田和夫選手か、成長著しい木村育史か。

まずは池田選手が第1試技180をクリア。そのあと中田選手も180を何とかクリア。そして最後の190申請の木村選手が、難なくクリア。この試技を見てほぼ木村選手が優勝と私は確信。

そして第2試技に移り、池田・中田両選手は優勝以外要らないので、池田選手は195kg、中田選手は190kgを選択。しかし両選手とも失敗。

そして第2試技の木村選手が197.5kgを難なく挙げて、ほぼ優勝を手中に。

そして木村選手より体重が軽い、池田・中田両選手は197.5kgしか選択肢はなく、それぞれ挑戦するが、失敗。

その失敗を見て木村選手が、203kgの日本新に挑戦するがここは失敗するも、初の全日本制覇を達成!この階級は世界選手権で、二hんじんは最近優勝以外ないので、世界選手権よりも難しい、全日本を見事制しました。


地元では推薦枠で出場した、谷口隆美選手が、2本成功させ112.5kg、自己ベストで初の全日本を完走。見事地元の大舞台で結果を残してくれました。決して強い選手ではありませんが、長い時間こつこつベンチプレスにいそしみ、ようやくつかんだ晴れ舞台。頭も丸坊主にして、この大会に挑みました。

価値ある10位です!この大会で言えば、地元のエース吉川選手より強かったということになります。



Dグループ 66kg級

ここは両巨頭の戦い。お互い世界選手権優勝経験のある、中山選手と高橋選手の争い。

まずは高橋選手が第1試技220。中山選手は230。ここはお互い成功で決めて第2試技へ。

高橋選手は232.5kg、中山選手は235kgを選択。高橋選手はここは惜しかったが失敗。しかし中山選手の第2試技の235kgが、本当に綺麗に決めて勝負あり。

第3試技日本新があったので、高橋選手は235.5kgを選択できる幸運があったがここも残念ながら失敗し、2位に。

そのあと中山選手は同重量の235.5kgで日本新を狙うと思いきや、237.5kgの男の増量!しかしここは決め切れませんでしたが、本命らしい力強い試技で優勝。

第3位には久米亮平選手が、200kgを達成して3位に。



Eグループ74kg級


ここは王者児玉大紀選手に挑戦する、三宅・井上・福田三銃士の戦い。

まずは第第1試技。福田選手が222.5kg、井上232.5kg、三宅230kg、児玉252.5kg。

これは全員クリアで第2試技へ。この時点でほぼ児玉選手の優勝が決まる。

ここからは2位争いが熾烈。福田選手232.5kg成功、井上選手237.5kg失敗、三宅選手235kg成功。そして王者児玉選手は、262.5kg物凄い安定した試技で成功。児玉選手は後は日本新に挑戦するのみ。

ここで福田選手は2位を狙い235kgを申請。井上選手は、順位に関係なく242.5kgを申請。そして三宅選手は、265kg申請して1位を狙いにいく。しかし井上、福田選手が成功したら2位確保の試技に申請を下げる作戦か。それぞれ性格がよく出る試技申請の仕方。

しかし福田ー井上と失敗し、1位を狙いに三宅選手も265挑戦するが失敗。

後は児玉選手が日本新をするのみ。しかしバランスがあわず失敗はしたものの、危なげなく優勝を達成。やはり児玉選手は74kg級がよく似合いますね。

2位は三宅選手で235kg、3位には232.5kgの井上選手。4位に同重量体重差で福田選手。

2位位かは紙一重の戦いでした。


Fグループ 83kg級


ここは王者福島選手が300kg以上挙がれるか、2位以下は誰がつかむのかは焦点。

まずは王者福島選手。第一試技265kgは難なく成功。この時点で優勝は確実。しかしそんなに軽くなさそう。そして第2試技280も難なく成功。ここで次の重量だが練習でも成功したことがない、305kgを選択。このシギを固唾を呑んで見守りましたが、ゆっくりゆっくりバーベルは挙がって見事にフィニッシュ。

きっちり成功で飾って、日本新達成を決め手の最高の優勝!この試技で最優秀選手も決めました。

出れる大会は全て出る選手で、3月はジャパンクラシックベンチ、5月終わりに世界ベンチ、そして全日本パワーと大忙し。どこまでも成長を続ける福島選手に、誰も待ったを掛けれない状態ですね。

2位は北海道からの中島聡選手が240-245と成功させ、第3試技はおそらく自己ベストと思われる260kgを申請しましたが、ここは失敗で2位を確保。

3位争いが熾烈。今年51歳になる上月選手と地元の森選手がお互い230kgを第1試技を申請するが、お互い失敗。第2試技はお互いに成功させ第3試技へ。

上月選手は体力一杯と見て232.5と2.5kgだけ増量するが、失敗。そして森選手は、メインは6月の全日本パワーなので、順位に関係なく240kgを申請。その試技は成功と思われたが、2対1で失敗。私が陪審員席に走り抗議をする。陪審員は2対1で成功との認識だが、ルールブックでは「1対2、2対1の判定の場合、陪審員が3者同じ判定の場合のみ覆る」との条項により、判定は覆らず失敗。51歳の上月選手が、一般の表彰台をゲットする波乱を演じました!

地元選手で、初の全日本の京光一平選手は222.5kgの高記録で5位入賞。