ジャック&エレナシリーズの一部であり、当時は少女マンガには珍しいSFマンガでした。
美形の主人公達、愉快なやり取りが好感を持たせました。
そしてなにより記憶に残っているのが、失った存在を遥か彼方の星から見るという切なくも幸福な行為です。
宇宙空間を隔て、光速よりも遥かに早く移動することで、過去に起こった出来事が遅れて到達するから可能な行為です。
もう、存在しないのに、望遠鏡の中では生き生きと存在している。
いずれは、悲しい事実が届けられる事も分かっているのに。
この作品で清水玲子は天才だなぁ、と感じたのですが、「秘密」シリーズで再認識した次第。
この人は凄い。