自己否定的な人のエゴグラム
こんばんは。
コミュニケーション力向上委員長の大津です。
しかし、どうして毎週末に
雨が降るのでしょうね?
もう1ヵ月も同じ周期が続いています。
いつになったらこの周期が終わるのやら…。
ちなみに私は典型的な晴れ男でして、
何か大事な仕事や行事がある時は
必ず晴れます。
当日の明け方まで大嵐でも
必ず晴れるから不思議です。
これって何か商売になるんじゃないか?
と思うくらいです(笑)。
さてさて、本題です。
今日はW型のエゴグラムの話を
していきたいと思います。
【①W型は批判が自分に向かう】
W型のエゴグラムとは以下のようなものです。
(W型の典型的なエゴグラム)
特徴としては
①CPが高くNPが低い
②FCが低くACが高い
という2点が挙げられます。
CPの高さは
批判的な気持ちの強さを示しますが、
ACが高いために
他人に批判を向けることができません。
すると必然的に
批判が自分に向かうことになり、
自己嫌悪や自己否定的な考えに
支配されてしまうのです。
また、NPとFCが共に低いので、
他人との楽しく温かい関わりが持てずに
引きこもりがちになります。
こういう人は
子供の頃に十分に甘えた経験がない人が多く、
積極的に人と関わって
コミュニケーションをとるのが苦手なのです。
また、ACが極端に高いと
他人中心の「自分がない生き方」になり、
人間関係が上手くいかなくなった時に
喪失の怒りが内向して気が滅入ってしまいます。
その結果、
うつ病を発症することも多くなるのです。
【②W型にもいろいろあるので注意!】
ただ、注意しなければならないのは、
W型だからと言って、
必ずしも上記のような気質にはならない
という点です。
これまで何度も説明してきたように、
エゴグラムでは
各項目間の差の大小や位置関係によって
意味が異なってきます。
たとえばW型でも以下のようなタイプは
どう解釈できるでしょうか?
(W型のバリエーション)
見てのとおり、これも確かにW型です。
W型ですから、
批判的な厳しさや人に気を遣う面は持っています。
しかし、NPとFCもかなり高いので
温かみや自由な一面も持ち合わせており、
Aも高いので、理性的な面も発達しています。
ですから、コミュニケーション上の不適応が
起きることはありません。
また、批判精神がむやみに自分に向かうことも
ありません。
むしろ、厳しさと温かさ、
無邪気さと気づかいを持ち合わせた
成熟した人と言えるでしょう。
エゴグラムは
このように総合的に判定していく
必要があるのです。
5つの指標の働きを頭に入れつつ、
それらがどのように関係していくかを
イメージしていくことが大切です。
では、今日はこの辺で終わりにします。
また明日、お会いしましょう^^。

