アイムOKとエゴグラム
こんばんは。
コミュニケーション力向上委員長の大津です。
さっそくですが、
昨日に引き続き、エゴグラムの話をしましょう。
エゴグラムとは何か?については、
昨日の記事を参照していただけると助かります。
ただ、
CP、NP、A、FC、ACの5つの心の状態だけは
記事内にある方がいいと思うので、再掲しておきます。
CP:批判的な親
これは、自分の価値観や考え方を正しいものとし、
それを譲ろうとしない部分です。悪いことに対しては
はっきり「NO」と言います。
あなたの正義感や批判力にあたる部分ですが、
このCPが強すぎると、厳し過ぎたり、批判的すぎる
人格として現れます。
まあ、イメージとしては父親的な部分ですね。
NP:養育的な親
これは、親切や思いやり、寛容な態度を表します。
相手をいたわり、励まし、親身になって擁護するは、
この部分が働いているのです。
母親的な温かみのある心ですが、NPが強すぎると
甘やかすという問題が起きます。
A:大人
これは、物事を冷静、客観的に判断する理性・知性
の部分です。事実に基づいて判断し、生産的に行動
します。しかしAが強すぎると、感情が乏しく、冷たい
感じになったり、評論家タイプになることもあります。
FC:自由な子供
これは、自分の性格の中で最も生来的な部分です。
自由で縛られない自発的部分であり、想像力の源で
すね。感情を素直に表し、遊びに夢中になります。
FCが高いと明るくてユーモアがある感じに見えます。
でも、高すぎると時と場合を考えずにはしゃぎ過ぎる
こともあります。
AC:従順な子供
これは、自分の本当の気持ちを抑えて、親や周りの
大人の意向に沿おうと努めている部分です。
嫌なことを嫌と言えない、妥協的、いわゆる良い子、
自然な感情を表すのが苦手といった特徴があり、
ACが高いとストレスをためやすい性格になります。
さて、さて。
今日の話題は、アイムOK、ユアOKの4タイプに見られる
典型的なエゴグラムの形です。
百聞は一見にしかず。
さっそく4タイプのエゴグラムを見ていただきましょう。
①アイムOK、ユアOKのエゴグラム
NPをピークに、ACに向けて下っていく山型で、
PやAの機能が強いのが特徴です。
FCもある程度高いので、自分を適切に表現でき、
人間関係が上手くいきやすい心の状態と言えます。
②アイムOK、ユアナットOKのエゴグラム
自分に自信はあるが、排他的で責任転嫁的な
人生観の持ち主のエゴグラムです。
CPとFCが高く、NPとACが低いという逆N型で、
CPの高さとNPの低さが他人に批判的に働き、
FCの高さが自分自身を活かそうと働きます。
③アイムナットOK、ユアOKのエゴグラム
自己否定、他社肯定の人の典型的なエゴグラムは、
NPとACが高く、CPとFCが低いN型です。
自分を抑えてでも他人との関係を良くしたいという
NPやACが表面に出やすく、
「自分が自分が」というFCは低いです。
他者を批判するCPも当然低くなります。
④アイムナットOK、ユアナットOKのエゴグラム
「私もあなたも皆OKではない」という虚無的な人生観を
持つ人はこんな形のエゴグラムです。
NPを底にして、ACに向けて上っていく谷型ですね。
NPが低いために他者との温かな交流が持ちにくく、
ACが高いために自分に肯定的になれないのです。
上の方で再掲した
CP、NP、A、FC、ACの説明を参考にして
自分なりに4つのエゴグラムを見直してみると、
色々なことが分かってくると思います^^。
明日も、
仕事中毒タイプや犯罪者タイプ、肥満症タイプなど
色々なタイプのエゴグラムをご紹介しますので、
お楽しみに。
また、昨日お約束したエゴグラムのテストは、
26日金曜日にご提供できると思います。
では、また。



