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ご覧いただきありがとうございます😊
看護師ブログ:
good-and-can(GC看護)のCanです!
看護師やってます。日々思うことなどボチボチ書いていこうと思います。
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昨日、仕事量が自分のパフォーマンスに対して多すぎても良くないし少なすぎてもよくないという話を書きました。
これは呼吸-循環に関しても言えることです。肺と心臓と言った方がわかりやすいでしょうか。
肺によってたくさん空気を出し入れしますね。これをVの字の上にドットをつけてVドットと表記します。
空気のフロー、つまり換気量、空気が動く量ですね。
一方で、血液にも同様の表現があります。
Qの字の上にドットをつけてQドットと表記します。
これは血液のフロー、つまり血液が流れる量、血流量のことです。
さて、肺に空気を取り込みます。この時点では気体ですね。この中に酸素が含まれます。
肺の奥の方、奥の方の肺胞というところで川原で子どもが川に飛び込むように、酸素が血液に溶けます。
そして、心臓にいって全身に行き渡るわけです。
ここでですね。
Vドット、つまり、空気のフロー
と
Qドット、つまり、血流のフローを考えます。
空気がやたらめったら入ってきたとしても、受け取る側の血流がなかったら
結局は血流に飛び込まずに酸素はスゴスゴと返っていくことになります。せっかく行ったコンサートが満席だった場合ですね(謎の例え 笑)
これは生体としては非常に効率が悪いですね。せっかく息を吸ってるのに、血流が足らないばかりに【さして体に酸素を送れない】ですね。
一方、逆を考えます。少ししか息を吸ってない場合。でも血流はたくさんきている場合ですね。
つまり、酸素はほんの少し、体に入ってきた。肺胞に辿りついたら血流は豊富だったので酸素はみんな血流に飛び込めた!
という場合です。
わぁ!酸素が全員飛び込めたんなら今回は効率よい!と思うかもしれませんが、酸素からしたら効率良くても血流さんからしたら無駄が多く効率悪いわけです。
地方の駅前にタクシーがめちゃくちゃいて、誰も乗らないなーと待ってるみたいな状態ですね(謎の例えツー)
これまた生体としては非常に効率が悪いですね。せっかく受け取るために血流がたくさんきているのに、息を吸う量、ボリュームが少ないがために、やはりこちらの場合でも【さして体に酸素を送れない】ですね。
結局のところ、酸素か血流かどちらか少ない方の量分しか受け渡しはできないということですね。
で、これが臨床でどう役に立つかといいますと。
例えば、肺の一部が痰などので塞がり機能しない病態、無気肺という疾患があります。
左の肺が詰まってしまった場合だと、すると両肺に血流はありますが右肺には空気は入るけど、左肺には空気が入らないという状態になります。
さて、ここで人体の特徴を一つ伝えます。
血液は心臓が一定の力で送り出しているため、肺の中でも【上の方にある血管には血がいきにくい】という特徴があります。
つまり、立ってる状態では、肺の中でも、頭に近い側(肺尖部)は血が少なめ、お腹側(肺底部)は血液多め
逆立ちすれば、その逆で、頭に近い側(肺尖部)は血多め、お腹側(肺底部)は血液が少なめ、となります。
さて、左の肺が詰まってしまった左無気肺で有効な治療を考えましょう。
左の肺に血を寄せると、空気が入らないから受け渡しができないからロスになります。
逆に言えば、空気が入る右肺に血を寄せれば空気も豊富、血流も豊富となり、受け渡しが効率よく行われます。
さて、重力を考慮して、
右肺に血を寄せるにはどうしたらよいでしょうか?
そうです。
右を下にして寝転がる(右側臥位)。ですね。と言っても、完全に右に向けるほどでなく体位変換の際の右側臥位で。
そうすれば、右肺に空気も血流も豊富になります。
よくある間違いが、右肺が大丈夫なら右肺を潰しち
ゃいけないから左を下にしたらよいんじゃない?
ということが聞かれますが、まぁ、多少は胸を膨らませにくくなりますが、肋骨もあるので肺を膨らませることはできます。右寄り、右向きという事ですね。
あれ?左の肺は痰で詰まっているんだよね。左の肺から痰が落っこちてきちゃって右肺に入るんじゃない?そしたら両肺ダメになる??
とご心配のあなた!
詰まっている痰が落っこちてくるということは、
左の無気肺が解消され元に戻る、つまり左肺も機能するということですね!それはとても良い事です。
そして、左の肺から痰が落ちてきたら、右肺が無気肺にならないように吸引してあげましょう!
この重量を利用して痰を落っことす、真ん中に寄せる方法を体位ドレナージといいますね。
体位でドレナージをするわけです。
ということで、空気、血流のフローという意味でも健側の右を下に右向きにした方がよく、
体位ドレナージという意味でも左を上に、つまり右を下にした方がよいということになるのです。
この空気と血流のバランスが悪い状態をVQミスマッチと言います。正確な表記はVドット/Qドットミスマッチ です。
※ちなみに喀血の時は別です!左喀血の場合は、どんどん血が出てしまい右肺もダメになってしまいますので、左上はしてはいけません!ご注意ください。
タスクとパフォーマンスのバランスも大事
空気と血流量のバランスも大事
ということですね!
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今回はこの辺でー!

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経験を元に書いていますが、身バレ予防のため時期、場所、特徴などは微妙に修正してますので、一部矛盾あるように感じるかもしれません😌