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ご覧いただきありがとうございます😊

看護師ブログ: 
good-and-can(GC看護)のCanです!
看護師やってます。日々思うことなどボチボチ書いていこうと思います。

心臓には心室と心房があります。

左心室の役割は、心臓から全身に向けて

ギューーーーーーーン!!

と血液を送ることですね!ポンプ機能です。

では、左心房は何のためにあるのでしょう?

単純に送るだけなら心室だけでよいのではないかな?と思いますよね。

左心房は「リザーバー機能」のためにあります!

急変や重症の際に使うリザーバーマスク!
あれは、「袋付きの酸素マスク」ということで

あのリザーバーに一旦酸素を溜めておくことで、

患者さんが吸い込む時に純酸素を吸えるようにするためのもの!

同様に、心臓で考えれば、血液を溜めておく袋として(リザーバー機能)、左心房は役割を担っています。

p波とQRS波の間に若干のタイムラグがあるのをご存知でしょうか?

そう!あのタイムラグは左心房に血液を充満させる時間なんですね。

心臓が拍動したもしても血液が瞬間移動するわけではありません。

物質が動くためには時間が必要です。

それが、あのP-Q間隔なのです。

さて、心室の拍動が予定より早い場合

「心室期外収縮」と言いますね。

PVCのことです!

同じ1拍でも、サイナスの1拍とPVCの1拍では圧倒的に拍出される血液の量が違います。

つまり、HR=60/分のサイナスでは

一分間の心拍出量として十分であっても、

PVCで60拍したとして、有効な循環にはなっていないということです!



呼吸荒い(=呼吸大きい、呼吸回数多い)人って、リザーバー膨らまずに、吸ってたりしますよね?
吸い込むのが激しすぎて、貯めてる時間がないっていう感じです。

血液で考えればPVCがそういう感じですね。

HRが速すぎる、頻脈の時も同様です。

PVCでない、例えばサイナスタキ(洞性頻脈)であったとしても頻脈であることで、左心房に血液を充填する期間を十分に設けられません。

そのため、一拍の拍出量は通常より少なくなってしまいます。

そのため、異常頻脈の時などは、ハートレートを落ち着かせれば、ちゃんと、リザーバーである心房が機能して、血液をストック出来る→十分な血液量を心室に送る→その十分な血液が心室から全身に送られる、つまり、血圧はちゃんとした値になる

という機序があります。(レートコントロールのために、ベラパミル:ワソラン。なんかを使う時には、そもそもの副作用である血圧低下にも注意しましょう)

というわけで、左心房が血液を一時溜めておくことが役割なのです。

前回の記事
今回はこの辺でー!
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経験を元に書いていますが、身バレ予防のため時期、場所、特徴などは微妙に修正してますので、一部矛盾あるように感じるかもしれません😌