さて、2人目が欲しくなって、また不妊クリニックに通い始めました。

私は30代後半に差し掛かり、年齢的にもリスクが高くなる。
ダンナは「もう1人目がいるんだからいいじゃん」と非協力的
でも結婚前から子どもが2人欲しいと思っていたし、今諦めたら後悔するなと思った。
自分が年を重ねたからこそ、兄弟の大切さが身にしみているところだった。
20代はどうでもいい。自分が家族を持つようになって、改めて兄弟とわかちあえることも、助け合えることも多くなったから。

2人目の不妊治療は、なかなか進まなかった。
ダンナが嫌がることやお金も考え、体外受精までは進めないと決めた。AIHオンリー
風邪をひいたり、疲れているときなどは、お休みにした。
それでも1年間で6,7回はAIHをしただろうか。
一度だけ、精子の運動率が50%台のことがあって「がんばってください!」と励まされたけど、妊娠にはいたらず。
そのタイミングで、ママ友に2人目ができて、落ち込んだりもした。

ダンナが提供してくれる精子は、まるで水のような液体が大さじ1/2ぐらい。
これで本当に大丈夫なの!!と何度も思ったけれど、先生は施術をしてくれていた。
HIVの検査も、卵管造影の検査もさせられたけど、問題なし。
むしろ卵管造影は、昔は痛かったのに、今回はまるで痛くなくて(通りにくい人ほど痛いらしい)、先生はやく始めてよー!!と思っただけで終わってしまった。
それでも年は確実にとっている。
最近は、生理時の経血の量が極端に減っていて、3日ぐらいですぐ終わるのが気になってた。
子宮内膜が薄いのか、赤ちゃんのお布団があまりできないってことなのだろうと思って、不妊治療の先生に「大丈夫でしょうか」と聞いたんだけど、超音波を見る限りは問題ないのだそう。
でも、なかなかできない。

卵管造影の後は妊娠しやすいからと言われ、その後3回はがんばってみることにする。
だから5月の施術を最後にすることにした。
毎回いやな顔をしながら精子を用意するダンナに
「次回が最後だから。これでできなかったら、とってある赤ちゃん用の服やおもちゃも処分するから!」と言った。

少し前は、ダンナに対してずっとイライラしていた。
一回の施術の代金だって安くないのに、採精の前日まで夜更かししたり、暴飲暴食したり。当日も2時間以内に持っていくのに、わからない時間に採ってトイレに置きっぱなしにしてしまう。
そりゃどうしても子どもが欲しくないというのなら、仕方ないと思う。
でも協力するなら、しっかり協力して欲しい。
「妻のためにいやいやながらも協力してあげる優しい夫」を演じる必要は、今はない。
全力でやってみてダメなら、少ない回数でも「がんばったけどダメだったね」と諦められる。
中途半端にするから、次回の数値はいいかもしれないと期待してしまう。

これで最後だから。
1年やってみて、自分でもちゃんと覚悟ができた。