某ジモティで、安く手に入れたボードゲーム

我が家の9歳の娘、えびね(仮名)に、

「お母さん、ゲームしよ?」

と、誘われました。

ただ、タイミングが悪く、凄ーくバタバタしていまして。

電話やメール、その後ネットで依頼。

滅多にないことを短時間で処理しないといけなかったので集中したかったのですが、説明しても

えびねは引きませんでした




「では、お母さんは『ながら』で参加します」

「それは私相手なら、仕事しながらでも勝てると思っているってこと?」

「今やっているのは、仕事ではありません。

最近ほとんど連絡すらしていなかった伯母さんが亡くなりましてね(91歳大往生)。


葬儀に出られないので、どうするか打ち合わせしているの」



「ソウデスカ」




「だから、今日はゲームは無r」
「将棋にしよう!!」

無理の「り」、を言い終わらないうちに被せてきましたよ。

「お母さん、将棋はまるきり分からないんだけど」

「大丈夫大丈夫」

「それ大丈夫じゃないやつ」

えびねは将棋のコマを並べ始めました。

「ちょっと!ギリギリ過ぎてこのサイトだと申し込めないんですけど!!


そんなのアリ?


余裕を持ってお通夜を予定しろと……??

弔電打つのに手間取りつつ、えびねの相手をすれば……。弔電打ちながらゲームとか、目茶苦茶失礼ではないですか、私(大汗)

「いいの?」

と、を取られ……。

「お母さん……?」

と、王手に……。

確かに、気もそぞろだったので、負けるのも仕方なしなのですが……。


なんか悔しい……!!

「将棋、つまらない!


お母さん


勝てなくて悔しい!!

と、子供のような(いや、ワガママな子供)癇癪を起こし、えびねに、

「もう〜、じゃあオセロやってあげる

と言わせ……。




「ちょっと待って、確認の電話入れるわ」

中断されてもちゃんと待っているえびね。


電話後は、



「も~~、ばあばの言ってた住所、違ったんですけど!

「何が違ったの?大丈夫?」

えびねに気を使わせ……。


「間に合わないから告別式に届くように弔電を手配したんだけど。


会場の住所間違ってたし。


危な〜。やっぱ、自分で確認しないとダメだな〜」




さらに愚痴り……(ダメな大人や……)。



「ふ~ん」

「お待たせ、待っててくれてありがとね。終わったからやろうか」

続きが始まりました。



実はボードゲームは得意ではないのですが、真面目に勝つつもりで対戦し、

「あーーー!角取った!!お母さん、ズルい(ズルくない)!!返して!」

「オセロの角は返せない」

「あ、置ける場所がない!」

「お母さん、勝ち確

「良いもん、数えさせないから!!」

オセロはえびねの惨敗。



しかし、負けたときの対応が私とそっくり……。

グダグダ言うのは恥ずかしいけど、


「あー、負けちゃった、凄いな、強かったね」


と、素直に相手を讃えられないタイプ。


悔しい〜!!もうお終い!やんない!
……みたいな。


それでも終わったら片付けもしてくれたし、

その後不貞腐れるでもナシ。




私の子供の頃よりも、ずっとちゃんとしているえびね(私が子供の頃は、ゲームで負けたら不貞腐れ、片付けなんかしないし、なんなら泣いてもう一回とか言って、勝つまでやっていたな……)。

次は、『えびね、強かったね。お母さん負けちゃった、悔しい」と言えるように頑張ります(頑張れば良いのかな??)!

いや、こっそりチェスと将棋の勉強もするべき?

いやいや、清々しく負ける姿を見せるところでしょ!と、自問自答した時間でした。

あ、弔電は、無事に送れたようでした。生前優しくしてくれた伯母さんのご冥福をお祈り致します。