私が住んで居るのは、一応都会なんですけど、周りには畑をやってる人も多く、農作物の無人販売がたくさんある地域です。

歩いて多摩川にも出られ、行動範囲内に野川や仙川もあります。

何が言いたいかといいますと、意外と野鳥好きがウロウロしている地域なんですね。

私、個人的には鳥は苦手で。
というのも、以前お花見中にカラスに弁当を荒らされたり、江ノ島でトンビにオヤツを奪われて臍を噛んだことがあるのです!

アレは、本当に悔しかった……!!

食べかけのシュークリーム……!

食べ物の恨みよ…………!!!


いけない、過去を思い出して苛ついてしまいましたが、朝や夕方に鳥が鳴いていることが普通の環境なのです。

野川沿いを散歩すれば、バズーカみたいなカメラを構えた人と必ずすれ違います。

旦那に教えてもらったところによりますと、大体がカワセミ狙い。


 

 



たまにオオタカ。


 

 



季節によっては、カルガモの親子。


 

 



あたりの写真を撮っているようです。

珍しくないのが、サギ。
シロサギ、アオサギ等が、川の中に足をつけて微動だにせず獲物を狙っている姿は良く見かけます。

さて、先日、少し早めに夕食を終え、のんびりしているとき、外から甲高い犬の鳴き声のようなものが聞こえてきまして……。

「え、なに?犬?」

「……違うでしょ、鳥だよ」

旦那に呆れられる私。

「この間教えてもらったオナガとは違ったよ」

「オナガじゃないよ……」

「ムクドリかヒヨドリ?」

「サギだよ、ダイサギ」

いやぁ、鳴き声でよく分かるな〜と感心します。

その直後、ギョェエーーーーと今日1大きいダイサギの鳴き声が聞こえました。

ダイサギって、大きいんですよ。

あれが民家の屋根よりも上空を飛んでいる姿……、シュールだなー……。

「恐竜じゃん……」

と、言ったのは、我が家の9歳の娘、えびね(仮名)。

「恐竜の鳴き声はもっと低そうな気がする。こんな……、『ギョエーーー』みたいな感じ……」

「えー?お母さん、それ何情報?私はやっぱりちょっとこう、『キョエエエーー』みたいに甲高いイメージ」

「『ギョッギョッギョーーーー!!』『クェエエエーー』みたいな感じでしょ」

「だから、『キョエエエーー』『クエエーー』」だってば」

「……もう止めな?窓開いてるんだから、恐竜の家みたいに思われるよ」

旦那に突っ込まれる恐竜親子。


「アオサギが飛んでる姿ってプテラノドンみたいじゃね?」


と、真顔で言い出す旦那。


いや、プテラノドンは図鑑でしか見たことないのでなんとも……。


楽しい恐竜一家の夕暮れ時のお話でした……(反省)。