![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240207/00/goo-tama943/5b/a4/p/o0740079815398430632.png?caw=800)
先日の節分、我が家ではゆる~く豆まきを行いました。
元々、『豆まき』はするけど、どこに撒くだの、鬼の役を作るだのはないのですが。
我が家の9歳の娘、えびね(仮名)が、豆を投げつけたいからお父さんかお母さんが鬼の役をやってくれ、と言い出したのです。
「オオタニショウヘイ並に剛速球を投げるから!」
「絶対に襖に当てないでよ!」
「お父さんはやりたくない」
「ずるい。ならお母さんもやりたくない」
「じゃあ、ジャンケンで決めよう」
オニを決めるジャンケンが始まりました。
「最初はグー!」
「ジャンケン!」
「ポン!」
母イチ抜け。
「最初はグー!ジャンケン!ポン!」
……まぁ、言い出しっぺが負けるのは、セオリーなんでしょうか。
敗者・えびね。
からの、号泣……。
私は、あまりにも予想通り過ぎて密かに大爆笑(えびねにバレないように両手で顔を隠し、声も殺しえびねから見えない位置に移動)。
「豆投げたかった!!オニ嫌だ!!」
と喚いているえびねに嫌気が差した旦那が、
「鬼のお面があったら代わってあげたんだけどな〜」
などと口走ったので、母がササッと鬼の絵を描いて旦那に渡し、それを見たえびねは、
「お父さん、お母さんが作ってくれたよ、これで鬼の役できるね!」
と、掌を返すより早く満面の笑みを浮かべ、豆を取りに台所に向かいました……。
9歳女子、強かだな……。
「鬼を代わってくれたお父さんは優しいね?本当はジャンケンに負けた、えびねがやらないといけなかったのにね?」
「ありがとう、お父さん。私の分の豆もあげるよ」
9歳女子の感謝は豆粒5粒でした……。