「隠しダンジョン」という言い方があるとは知らなかった。秘密の部屋のことを言う場合があるらしいです。秘密基地もそうでしょう。秘密の部屋を作りたがる心理は人間だけなのかもしれません。そして憧れも。 このあいだ地元の図書館が新装なってかなり綺麗になりました。外側は以前のままですが、内装のみを完全にリニューアル。ずいぶん細部までデザイン処理されたものになっています。個人的には、以前は正面ではなく自転車置き場から近い小道を歩き、横の小さな入り口から入ることが多かったのですが、整地してなだらかになって、なぜか入りずらくなり正面玄関を使わざるを得なくなりました。ザックリ申しますと、この以前の小道を歩く感覚が今から思えばダンジョンへの道という感覚でした。秘密基地への導入部分がちょっぴり失われたというか。デザイナーの考えもあるのでしょう、土手だった部分が今では外にテーブルがあり読書をしている人も見えます。ランドスケープデザインが隣の小さな公園も含めたものとなり、立ち位置ではなくどうも鳥瞰したものの考え方になっているのかなと勝手に解釈しました。ちょっと秘密基地の感覚がなくなって残念だけど、これも時代の流れかなと感じます。(写真:杉並中央図書館)