スピッツの

 

“優しいあの子”

 

この曲が頭に流れてきた今朝。

 

 

このメロディーが浮かぶと

必ず思い出す場面がある。

 

音楽が記憶とリンクしてることは

たぶん誰でもあるんじゃないかな、

 

 

その中でも私の中ではこの曲で思い出す。

 

 

 

 

あれは数年前の

 

 

長女が幼稚園卒園目前にして

 

夫の転勤が決まり

 

 

転園せざるを得ない状況になり、

 

 

 

まず幼馴染の家族に報告

 

母二人で涙を流し

 

 

次は子どもたちに報告。

 

次女は、おもむろにヤダヤダ

 

長女はうつむいてしまう。

 

 

次は幼稚園の担任の先生に報告。

 

 

ツツーっと先生の頬をつたった

涙が忘れらない。

 

 

 

引越し前の最後の登園日。

 

 

 

最後の園バス。

 

 

 

どんな顔で帰ってくるのか。

 

 

遠くからでも長女が大泣きして座っているのがわかり

 

もらい泣き。

 

お友達たちが

 

バイバーーーーイ!!

 

また遊ぼうね!!!

 

ばいばーーーーーーーい!!!

 

たくさんの子が涙を流して

バスが動き出しても叫んでくれてるのがわかる。

 

 

 

幼稚園にご挨拶。

 

今日はうちの子のこのために

 

朝から全クラスでサプライズで動いてくれていたこと。

 

 

幼馴染の男の子2人は

長女から絶対離れなかったこと。

 

集合写真もうちの子の隣を2人が絶対譲らなかったこと。

 

 

 

長女への質問タイムで

「いちばん好きな男の子はだれですか」

 

っていう質問に長女が答えたはなし。

 

 

降園でバス乗り場までの道のり

 

泣きながら階段をおりていた長女の手を支えて

階段をおりてくれていた幼なじみのこと。

 

 

 

紙袋に入らないほど

長女のためにお手紙をかいてくれたお友達たち。

 

おこづかいをつかって

プレゼントを用意してくれた子。

 

 

最後の最後まで涙を流しながら

手を降って見送ってくださった先生方。

 

 

 

幼なじみに渡すために

一生懸命つくったおまもり。

 

出発のとき

泣いて、泣いて。

 

もうあの子の涙が枯れてしまうんじゃないかと思うほどに

 

 

泣いて、泣いて、

 

涙がとまらなかった。

 

何時間も車内で泣いて、、

 

 

長女がこの日のことを

どこまで覚えているかわからないけど。

 

 

わたしはずっとずっとこの日のことは

忘れない。

 

 

こんなに胸が熱くなった日は

はじめてだった。

 

苦しくて苦しくて苦しかったけど

 

 

 

この日のことは

 

娘たちがおおきくなったら

聞かせたい。

 

娘たちがつまづいたとき

 

 

 

こんなに愛されて、あったかい人たちが

あなたの周りにはいるよ。って

 

過去に縛られててはすすめないけど

 

 

過去の思い出がパワーとかあったかいものをくれることは

数えきれないほどある。

 

 

 

人生でこんな日があったこと

 

 

わたしはまだまだ

 

 

まだまだ頑張れそうです。

 

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