寝不足じゃないのに、日中ふと強烈な眠気に襲われる。

横になると気づいたら寝ている。

昼寝をしたら1時間以上寝てしまう。

1短時間の昼寝は返って眠気を強くする。

寝起きはいつも頭がぼーっとしていて目覚めが悪く、スッキリ感が皆無に等しい。

 

僕は昔から日中の眠気に幾度となく悩まされてきた。

それが原因で人に迷惑をかけることも多々あった。

どうにかしなきゃと思い睡眠に関する本を読み漁り、睡眠の質と量を見直した。

質のいい睡眠をとれば、日中の眠気も治るだろうと考えていた。

しかし結果はそう上手くはいかなかった。

7~8時間しっかり寝ても寝起きは悪く、日中の眠気は収まらない。

ひどい日は朝起きて3時間も経たないうちに仮眠することもあった。

どうしてこんなに眠気に襲われるのか自分でも分からなかった。

 

そして先日、それらの症状について調べていたらある一つの可能性にたどり着いた。

それは「特発性過眠症」という睡眠障害かもしれないということ。

 

特発性過眠症は睡眠不足でなくても、毎日日中に強い眠気を感じるという。

他にも症状は、

・昼寝をしたら1時間以上寝ている。

・短時間の仮眠では余計に眠気が強くなる。

・目覚ましで簡単に起きれない。目覚ましが鳴ったことにすら気づかないレベル。

・寝起きが超悪い。覚醒するまで時間がかかる。まだ眠気があると2度寝する。

などなど…

 

初めて見たとき、まさに自分のことだと思った。

特発性過眠症は10、20代の方に発症が多いそう。

原因は明確でないため治療法は確立されておらず、睡眠時間を含めた生活習慣を見直すか薬物療法で日中の眠気を抑えることが現在の対処法と書いてあった。

 

睡眠障害についてはナルコレプシーのことは前から知っていたけど、症状は仮眠の時間が短く寝起きもいいなど。特発性過眠症とは症状が異なるから気にも留めていなかった。実際に病院で診断をもらったわけではないから、あくまで推測だけど、これまでの事を考慮すると特発性過眠症の可能性が高いのかもしれない。眠気は過労か寝不足が原因だと思っていたから、まさか自分に睡眠障害の可能性があるとは思ってもみなかった。

 

特発性過眠症には明確な治療法がないので、正直完治することは難しいと思う。ただ今回、このような睡眠障害があると知ったことで、昼寝でやらかす度に自分を責めていた気持ちが少し楽になった。これも自分の特徴だと思ってうまく付き合っていければいいかな。寝ることが好きなのは幸いだ。