本日の記事は、去る11月24日に訪れた
香川県琴平町の「こんぴらさん」こと、金刀比羅宮の模様をお送り致します。
まったくもってタイムリーでない記事にて恐縮にござります。



思えば今年ほど、こんぴらさんを訪れた回数が多い年は
他には無いと記憶致します。
訪れた目的は、当ブログテーマ「大樹、霊木探訪」の取材が、
そのほとんどにござりました。





今回お話のメインとなるのは、金刀比羅宮境内にある
高橋由一館の前にある大イチョウの木にござります。
こちらの木にござります。



わたくしが訪れた時は、調度いい具合に色付いておりました。
この写真に写っているイチョウの横にあるのが、高橋由一館にござります。

ところで、高橋由一って誰やねん?と思い、インターネットで調べましたるところ、
幕末から明治にかけて活躍した、有名な画家にござりました。



各々方も、この絵には見覚えがあるでせう。
この「鮭」を描いたのが、高橋由一氏なのであります。
「鮭」の絵はありませんが、金刀比羅宮が所有している
高橋由一氏のその他の絵画27点が、展示されているそうです。



大イチョウの木は、高橋由一館の正面入口前に立っております。













樹齢は不明ですが、環境省の巨樹、巨木林データベースによりますと
樹高20m、幹回り5.28mだそうです。
主幹が大きく傾いてしまっておりますが、樹勢はすこぶるよろしうござります。







さて、わたくしが訪れたこの日は、高橋由一館前のイチョウのみならず
参道の木々の紅葉が見頃を迎えておりまして、
表参道は大勢の観光客で賑わっておりました。

わたくしはいつものやうに孤独と静寂を求めて、裏参道を巡りましてござります。





こういう風情のある道を歩いておりますと・・・








ハートの花びらが落ちていました。



裏参道の紅葉も、なかなか見事なものでした。



















何気に裏参道の方が、紅葉に関しましては見所が多かった気がします。
まー、人がいなかったぶん、風景として切り取れる部分が
多かったから、そう思えるのやも知れませぬ。