「虫よけ・ハッカ油」で検索すると、いろんなレシピが出てくる。
代表的なものは、無水エタノールにハッカ油を数滴垂らしてスプレーボトルに入れて
作る、虫よけスプレー。
粉の重曹を小皿などに入れて、ハッカ油を垂らし、虫の侵入しそうな玄関やベランダなどの窓際に置いておくと、ミントの香りがして、虫も寄せ付けないというもの。
そして画期的だなと思ったのは、ケーキ屋さんなどでもらう保冷剤を解凍してゼリー状になったものにハッカ油を垂らして作る虫よけだ。
先週末、末っ子が帰宅した時、一人暮らし初めての夏、何より虫に怯えているので
ハッカ油虫よけを作ることにした。
100均で買えるもので十分作れる。小さなジャムの空き瓶もとっておいたものがあったので、あとは涼し気なガラスの小皿なども買い足した。
ものづくり派の末っ子は、保冷材の中身を使って作ることを教えると、アイデアが浮かんだのか、一人で100均に何か買い足しに出かけた。
買ってきたものは、おもちゃの金魚と青い砂、そしてプラスチックの水草のようなもの。
それと底がころんと丸いグラスだった。
青い砂をまず底に敷き詰めて、その上から保冷剤を流し入れる。そしてその中に水草や
金魚を入れていった。涼し気な水槽ができあがった。ハッカ油の香りだけでなく、見た目にも癒される。
せっかくきれいにできたのだが、持ち運びが難しいため、うちに置いて帰った。
材料だけ持ち帰り、帰ってから自分用にまた作ると言っていた。あとで写真が送られて
きたが、細長いグラスに粉重曹を入れたものには作り物の観葉植物がさしてあり、
洗面台の一角をおしゃれに見せていた。これで虫対策もできた、と喜んでいた。
うちで作っている時、日ごろの様子をたくさん話して聞かせてくれた。
バイト先がすごく気に入っていて、賄いも美味しいから太りそうなこと。
サークルの軽音部で学祭に出ることになり、曲決めに悩んでいること。
同じ高校出身の男子が、週一回サッカーをしていて、末っ子がサッカーをしていることを知っていたため声がかかり、一緒に汗を流していること。
とても充実しているようだが、どうやら学業がおろそかになっているようだ。
来年も特待生になるためには、かなり好成績をとる必要があるのだが、初めの勢いは
どこへやら。来年は特待無理だから、バイトを増やすと言うではないか。
相変わらず本末転倒な人生だ。母親に似たのだからしょうがない。