コバエはバナナから生まれてくるのか?

暑い日が続いて、テーブルにおいていたバナナのそばで、コバエが飛び回っていた。

次女も末っ子も虫が大嫌いだ。1cmもないような小さな虫でも見つけようものなら、

叫びながら逃げている。

次女なんて、入浴中に風呂場にアメンボみたいな虫が飛んできたからといって、頭を泡だらけにしたまま、風呂場から飛び出してきたことがある。

古い本の間から出てくる白くてほわほわしたクモも怖がる。それならなぜ、プリント類や

雑誌をいつまでも部屋に積み上げて放置する。クモを飼いたいのかと思われても仕方ない紙の山だ。

 

虫が現れるたびに、私がそっとつまんでベランダから逃がす。私はGと蚊以外は基本的に殺さない。

すぐに掴めればいいが、潰さないようそっと捕まえようとするから、時間がかかる。

娘たちは、そんなもんたたいて殺せばええやん!と言う。しかし、一寸の虫にも五分の魂というではないか。

 

かくいう私は、子供の頃は虫たちにずいぶんと酷いことをしてきた。

虫眼鏡で太陽光を集めて蟻を追いかけて焦がしたり、大好きなカマキリにあげるために

バッタの足をちぎったり。大人になって悪いことをしたもんだと反省し、人様に迷惑をかけずに家の中に迷い込んできたものたちは、逃がしてやるようになった。

 

虫はハッカの匂いをいやがるそうだ。検索すると、ハッカ油を使った防虫剤の作り方が

たくさん出てくる。そこで試しに作ってみることにした。