韓国の若いアイドル男性の訃報が届いた。
韓国芸能人の自殺は多いほうだと思っていたが、またか…と残念に思う。
芸能界のことはわからないが、日本でも一昔前は芸能プロダクションに逆らうと仕事ができなくなる、など裏でいろいろある世界だとは思っている。
韓国では、ちょっと何かやらかすとネットの誹謗中傷がすさまじいらしく、それを苦に亡くなった方も少なくないようだ。
最近では所属アーティストの保護を第一に考えてくれる会社もあるようだが、結局本人が耐え切れず、悲しい結末になってしまうのかもしれない。
芸能人なんかやめてしまえばいい。そんなに辛いなら、他にいくらでも道はある。
命がけでする仕事なんかじゃない。
見られなくなるとファンはがっかりするかもしれないけど、こんな極端な選択をするぐらいなら、どこかで元気に過ごしていてほしいと願うはずだ。
偶然、ついこの間、数年前に亡くなった韓国アイドルのことをふと思い出していた。
そして、今がんばっている子たちのことが少し気になって、ファンコミュニティに珍しく投稿した。
「みんな、いつもファンやメンバーやスタッフたちのことを考えてがんばってるけど、ひとつ忘れないでね。あなたたちは、あなたたちの両親にとって愛してやまないかけがえのない息子たちです。どうか無理をしないよう、本当に辛い時はゆっくり休んでね」
私がちょうど自分の息子に同じようなことを言ったばかりだ。
学校を続けようが続けまいが、これからは自分で決めればいい。母の願いは元気で生きていてくれること、それだけだと。
親きょうだい、まして配偶者のためには死ねない。
でもわが子のためなら自分の命などこれっぽっちも惜しくない。
親とはそういうものだ。
花盛りに散っていった若い命。もっと見せてあげたい景色がいっぱいあったのに。
どうかやすらかに、すべての苦しみから解放されますように。
ご冥福をお祈り申し上げます。