小説家ごとの「背後で爆発が起きて振り返る」完全版 | ゴン太の何か言わせろ。

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言いたい事も言えない、こんな世の中だけど何か言いたい事がある。


◆小説
「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚きながら振り返った。」

◆ケータイ小説 
 「ドカーン!びっくりして俺は振り返った。」

◆ラノベ
「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とか
そういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである」

◆山田悠介
「後ろで大きな爆発音の音がした。俺はびっくりして驚いた。振り返った。」

◆司馬遼太郎 
 「(爆発--)であった。余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である…」

◆荒木飛呂彦
 「背後から『爆発』だアァァァッ!これを待っていたっ!振り返ると同時にッ!すかさず叩きこむ!」

◆村上龍
「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、
 俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」

◆奈須きのこ
「爆発があったのは昨日のことだっただろうか。
――突如、背後から爆発音が鳴り響いた。その刹那、俺はダレよりも疾く振り返る―――ッ!」

◆矢口真里 
「子供の頃からボンバーマンが大好きで、爆発音がしたらつい後ろを向いちゃうんです。多分、芸能界では一番マニアックなボンバーマン好きだと思いますよ。

◆京極夏彦
「凄まじい音とともに地面が揺れる。――爆発、ですか?私が問うと、
 彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、――だから何だと言うのか。と答えた。りん、と、何処かで風鈴の音がした。」

◆久保帯人
「背後から爆発音・・・だと・・・!?オレは驚愕し後ろを振り向いた」

◆池上彰
「じゃあ、そもそも爆発って何なんでしょう皆さん気になりますよね?
 そこで図を用意しました ちょっと後ろを見てください」

◆久米田康治
「爆発・・・爆発ねえ・・・あの程度の爆発などまだ序の口。世の中には、もっと恐ろしい爆発が存在するのです!」

◆村上春樹
「爆発というものを想像するとき、僕は夏の夜に流れる星のイメージに捕らわれる。
それは恐ろしく儚く、そして短い生命なのだ。だから、僕は常に混乱する」

◆北方謙三

空気が、震えた
猛狂うような爆発音に振り返ると、
青山の乗っていたメルセデスが夕陽と同じ色の炎に包まれていた
佐山は腹の底から雄叫びをあげた

◆夢野久作
「……ドオオ―――ンンン――――ンンンン……………。いやいや。バクハツだバクハツだ……そんな馬鹿な……不思議な事が……アハハハ……。
私は振り返り、思わず笑いかけたが、その笑いは私の顔面筋肉に凍り付いたまま動かなくなった。」

◆夏目漱石
「後ろからぼかん、という音がした。我輩はまた白君がどこぞの酒屋の一斗缶を倒したのかとおもうと、どうもちがうらしい。
ちらと音のしたほうを振り返ると同時に、硝煙が我輩の鼻をくすぐった。」

◆水木しげる
「ウワーーッ!」

◆石田衣良
「ふー、びっくりした」
「サイレントマジョリティーを考慮に入れて振り返るかどうか決めさせていただきます」

◆稲川淳二
「ある一人の女の子がですね、こう、人気のない、くらーい道を歩いていたわけですよ」
「そうすると後ろから、ドカーン!ドカーン!って爆発音がするもんで」
「いやだなー怖いなーと思いながら、その子は振り返ったんですよ。すると…」

◆松尾スズキ
「そしたら背後からでっかい爆発音がええ、そりゃ振り返りますよ 振り返りますとも人間だもの」

◆渡部陽一
「そのとき 後ろで 大きな 爆発音がしたんです  わたしは ひどくおどろき おもわず振り返りました」

◆ドストエフスキー
そのとき、彼のうしろから爆発音がした。彼の顔は瞬時に真っ青になった。
しばらくのあいだ立ちすくんでいたが、そんな自分を恥じるかのように
「――ちぇっ!爆発音なんかが、このおれに一体なんの関係があるというのだ」
と独りごちながら、ゆっくりとうしろをふり返った。

◆鳥山明
「ドゥオーーーーン 「!?」 バッ」

◆中学生
背後から轟音と共に激しい灼熱の炎が俺の身体を呑み込んだ、何かが爆発したのだ
しかし、頭がそれを理解するよりも速くに、右腕に眠る『漆黒の羽衣』が俺の身体を覆っていた

◆尾田栄一郎
「ドン!」

◆西尾維新
ぼくの背後で衝撃が走った。それは躊躇も無く、遠慮も無く、情緒も無く、その場に在ったモノを蹂躙し尽くす。
振り返って、それが爆発だと気付いた時には、全てが凄惨に清算されていた。

◆伊坂幸太郎
彼は鼻歌まじりにボブディランの「風に吹かれて」を歌いながら、マンションの一室を物色していた。
金目のモノだけを適当にバッグに入れて立ち去ろうとしたとき、後ろで爆発音がした。
驚いて後ろを振り返ろうとした時、天井から人が降ってきてこう言った。
「びっくりした?」

◆お塩
最高の爆発は背後は当然、俺自身も振りかえれない
爆発は恐くない。だって、俺はスタンダードな人間だから
「『何故爆発はロックなのか?』それは爆発がロックだったからさ
俺、昔、背後で爆発起きたんですよ。でも振りかえるなんてウゼーと思って・・・

オマエらが今振りかえってる爆発はオレが振りかえってあげないから仕方なくオマエら爆発してるんだ

俺を振り返って見てる奴がいたら「BOMB AHEAD!!」って言い返してやる、俺はそういう奴

◆週刊現代
「ええ、そのときたしかに爆発が起こりました。みんな驚いて振り返ってましたよ」
こう語るのは、この界隈の事情に詳しいY氏(46)である。

◆恩田陸
「ねえ、今"後ろ"の方で何か音がしなかったかしら」
「あらそう?私には何も聞こえなかったけど」
「うそ、そんなこと無いわ、確かに聞こえたわよ」
「・・・何よ、そんなにムキになって。気になるなら
"振り返って"確かめてみればいいじゃない」
「・・・それは出来ないわ、"振り返って"は駄目なのよ」
「あなた、もしかして」
「そう、私は"未来のあなた"なのよ」

◆勝俣
「後ろですっげーでっけぇ爆発音がしたんすよ!!!!
俺それで、アッコさんが怒ってると思って(やべぇ!!!!これまじやべぇ!!!!!!)
って思いながら振り返ったんですよ!!!!」

◆山岡史郎
「やれやれこんなものを爆発と呼んでるようじゃ話にならないな。
いいでしょう、一週間後にまたこの場所へ来てください。本物の爆発というものをお見せしますよ。」

◆海原雄山
「ハッハッハッこんな爆発を有り難がっているようでは東西新聞社の社主さんもたかが知れるという物ですな!」

◆甲斐谷忍
「例えば今から後ろで爆発が起きたとする。出口、お前ならどうする?」
「そりゃあ驚いて後ろを……」
「あっ!!」
「そう、向いてしまうんだよ。人間の心理的に何か突然の音がしたらその発信源に視線を向ける」
「その習性を利用したトリックってわけだ」

◆シェイクスピア
「爆発があった。振り返るべきか、振り返らぬべきか、それが問題だ。」

◆千原Jr.
「そんで松本さんとブワーっと公園歩いとったんですよ。ほんなら、いきなり『ドッゴーーン!』って後ろで爆発音がするわけですよ!」
「当然振り返るわけじゃないですか!ね!
ほんで「うわなに!?」っと振り返っ…振り返るじゃないですか、そんだらなんと!」
「あのキム兄がぁ!あのー、凍った鶏肉を、こうメッチャ叩きつけてたんですよ!」

◆宮沢賢治
グララアガア グララアガアという音にオツベルはガタガタと震えだす。
振り返ると、五匹の象が一ぺんに、塀からどっと落ちて来た。

◆高橋留美子
ちゅど~ん!!
「はっ爆発音!?」くるっ

◆矢沢あい
急ぎ足の雑踏
きらきらと光るイルミネーション
かじかんだ赤い手
にじむ景色
背後で爆発
こんなにもたくさん人はいるのに私は一人ぼっち
ナナと私の心もあのグラスみたいに壊れちゃったのかな?
元に戻らないのかな?

◆保坂和志
近くのスーパーの買出しに行くのには裏道を使うからいつもはひとつも信号に引っかからないのだけれど今日は間が悪い日で二回も引っかかってしまった
僕は田舎生まれのせっかちものでここに住みだしてからと田舎で暮らした時間が同じくらいになっても
生まれた場所で染み付いた習慣というのはなかなか抜けないもので
ただでさえせっかちな僕は車の来ない信号でじっと待ってるというような律儀な性格をしてないから
信号というものは引っかかりさえしなければないものだと判断して
じきに意識の隅にしまうようでひとつ目の信号に引っかた時に以前その場所でさちゃんに
危ないよといって袖を引っ張られた記憶が蘇り
もうひとつの信号に引っかかってはそこは昔飼っていた犬のたろべえが
よくマーキングをしていた場所だということを思い出した
そこからの連想で意識の隅に追いやられて久しい昔起きたいろんな些細な出来事ことを思い出しながらてくてくと歩いていると
不意に後ろでどーんと大きな音を立てて大爆発が起きて
よその家の使われなくなって色あせた子供用のおもちゃの車とか錆びてぼろぼろになった一斗缶とかがガラガラと足元に転がってきて
なんだなんだと振り返るとやっぱり大きな穴が開いていて怪我をした人もいるようでみんなまだ救急車を呼ぶとか警察に電話するとかそういった判断を下す前の
なんだかぼーっとした時間がちょっと滑稽に見えたりせっかく思い出しかけた遠い記憶が吹き飛んでしまったからちょっと残念な気がしたけど
ひとりが爆発だと大きな声で叫ぶのを聞いてそんなことを考えてる場合でないと思いなおしたのだった

◆藤原基央
爆発ってゆうのは
お茶の間でせんべえかじりながら見るようなもんじゃねぇんだよ
火薬がなかったとか色々あるかもしれないけど死ぬ気で見に来い。
で、振り向け。俺らあれだから、爆発音聞いただけで評価されたくないから

◆東野圭吾
だがそんな疑問など些細なものだった。
激しい爆発音で後ろを振り返った冬樹は、目の前で繰り広げられている光景に仰天した。
手元の本にちょうどそう書いてあった

◆中原中也
どがーん
ばこーん
どがばこーん

◆車田正美
ザシャァァァッ…!
な、なにぃ~?!バ、バカな!これは一体…?
ま、まさか…背後で爆発が起きたというのか!!

フッ…くだらん
その程度の攻撃ではこの私にかすり傷ひとつ負わすこともできん!
キサマの力など所詮その程度に過ぎんのだ!死ね!

◆みつお
振り返ればいいじゃない、爆発だもの

◆川端康成
爆発が起こると背後は惨劇だった
頭のそこが白くなった

◆坂東英ニ
僕ねぇ? ゆで卵剥いてはったんですわ。
そしたら後ろから、「ドカドカドカーーーン!!」(←ジェスチャー付)
これ、これはもうねぇ、決して僕は慌ててた訳ではないんで……イタッ
僕に石投げつけた奴は誰や!? ほんまにもー!!

◆カイジver
これにはさすがのカイジも動揺・・・!
カイジ「な・・・なんだ・・・一体何が起こった・・・?
くそっ・・・後ろで何が起きている・・・?
だが・・・死ぬっ・・・!ここで振り向いたら確実に死ぬっ・・・
進まなければ・・・進まなければっ・・・!」(ボロ・・・ボロ・・・)

◆江国香織たん
わたしの背中はなにもわかっていなかった。悲しいくらいになにもわかっていなかった。
爆発音。
この音に反応できたのは誰だろう。わたしはくるりとふりかえった。

◆みのもんた
さあここでどうなったと思います?<<ビリビリビリ>>そうっ、爆発っ!
彼の背後でっ<<ビリビリビリ>>こう驚いて振り返ったんですね

◆B'z
そしてぇかぁがやーくウルトラソウッ!!(ドーン)

◆美味しんぼ
この背後の爆発はできそこないだ、振り向けないよ

◆谷川俊太郎
ばくはつだ!
ものすごいおとがかぜにのってとんでくる
はっとうしろをふりかえるひまもない
ぼくよりもまえへまえへといそぐばくふうが
せなかをぐんとおしあげて
ぼくはそらへとかけだした

◆水曜どうでしょう
嬉「いや、音すごいって。熱いって」
藤「ちょっ…大泉くん、あんた一番うしろ行きなさいよ」
大「なんで僕がうしろ下がらなきゃいけないの!タレント映んないでしょ」
藤「いいからどきなさいってば」
大「あぁ?」
藤「どけって」
大「どかないってんだろ。おまえ紐巻き付けて火ん中にくべるぞ」

◆うすた京介
ハマー「あっ」
ドオーーーーーン!

ジャガー・ピヨ彦「・・・・・・」


ジャガー「・・・寝るか」
ピヨ彦「・・・うん」

◆秋本治
ドゴォォォン
両津「ぐおっ」「バカ野郎!」「街中で手榴弾なんか使うんじゃねぇ!」

◆椎名林檎
もっと激しくして頂戴
身体中を充たして
貴方の爆発(エクスプロージョン)で

後ろからもして頂戴
あたしを振り向かせて
貴方の情欲(エモーション)で

◆西野カナ
「会いたくて 会いたくて 爆発する 君思う程 後ろ振り返る」

◆有吉
振り向き爆破野郎

◆地獄のミサワ
ジョニーデップに激似だけど爆発するよ? 

また爆発かよー
ちょっち勘弁してくださいよー俺ばっかり何回目よー振りかえんのー
ツレー!トラブル体質ツレーっすわー!

◆進研ゼミ

背後で爆発音がした。
………ちょっと待てよ………、
今の爆発、進研ゼミでやったとこだ!
思わず振り返った。

◆ジャパネットたかた
爆発はジャパネットたかたが負担いたします!
かなり無理してます!
これ、ものすごいです!
ちょっとじっくり振り返ってくださいこの爆発!!

◆コードギアス(予告)
背後で爆発ッ?そんなバカな、俺の計画は完璧だったハズ
スザク、また貴様か・・・いいだろう、我が覇道の前に立ちはだかるなら、
望みどおり、終わりにしてやろう
あの日から俺は決めたんだ・・・もう振り返らないと
次回、コードギアス、「爆発は悲しみのあとに」

◆真矢みき

「振り向かないで!」

◆さま~ず
「どーん!」
「どーん?どーんっていった今?何それどーんって?」
「あれだから爆発だから、爆発してるかんじだから」
「爆発かよ!」
スッ
「何今の?」
「振り返っただけだからそういうあれだから」

◆冨樫
爆発!?避……無理!
振り返る。無事で?出来る!?
否、死

◆金田一少年の事件簿

(ゴゴゴォォーーン!)

剣持「な、なんだ!?」
美雪「後ろの方から? 一体な……」
金田一「見るな! 美雪!」

すさまじい爆音に、振り返った俺たちが見たのは、
無惨に引き裂かれた男の姿だった……
しかし、これはただの幕開けに過ぎなかった。哀しくも凄惨な、あの事件の……

◆枝野官房長官
「ただちに振り向く必要はない」