前日の6日に丹波市の金山540mを歩いた後は道の駅「しんぐう」に隣接している新宮ふれあい福祉会館の「ふれあいの湯」で汗を流し、金山登山口からは約103km、2時間20分ほど西進した上郡町へ移動します。

登山口付近は車中泊に適さないので近くの「安室ダム公園」駐車場で車中泊。

県道沿いなので数台の車が通行しましたが、静かな夜を過ごせました。

 

翌日7日、上郡町に戻り千種川沿いの国道373号線を北上し「赤松」で右折れすると正面山裾に「白旗城跡」と大きな看板が有り、直ぐに分かりました。

登山口の左側に登山者用駐車場が有り、此処から歩き始めます。

 

 

駐車場から歩いて林道を左折れして直ぐに賑やかに装飾された獣除けフェンスが有ります。

 

 

南北朝時代、赤松円心が築城した山城で新田義貞の軍勢を防ぎ止めた難攻不落の名城跡です。

 

 

獣除けフェンスから林道を歩いて五輪塔群栖雲寺跡を通過します。

 

 

 

 

歩き始めて400m程で林道終点で綺麗なトイレや合格祈願の絵馬の自動販売機が有る小広場に着きます。手洗い場が無いのがチョット残念。此処から谷沿いの登山道を登って行きます。

 

 

 

 

白旗山分岐迄が1300m分岐から山頂迄が600m計1.9km片道約1時間のコースですね。

 

 

 

 

初めの内は歩き易く順調に登って行きますが、朝の杉や檜の林は陽が入らず薄暗く湿気が酷くて嫌な予感がします。

 

 

 

 

しかも谷沿いの道で岩がゴロゴロとした道が続き歩き難い。

 

なんだか脚元がムズムズするなぁ…と思ったら、やっぱり嫌な予感が当たりました。登山靴やズボンだけでなく脚腿にも進入しています。地面にも尺取虫の様に這いずり回るのが確認出来ます。

 

 

 

 

谷沿いの道を登って尾根近くに成ってから、登山服もズボンも脱いで下着だけに成り身体を総点検しました。アソコは大丈夫だったけど下半身に数匹が取付いていました。未だ吸血される前だったので傷や出血は有りませんでしたが、右手の一ヶ所だけは血を吸われて暫くは血が止まりませんでした。

 

 

尾根に乗ったら地面も乾いているので山ヒルの心配は有りません。此処にベンチも有ったので小休止。衣服も整え傷の止血もして、気を取り直して再出発です。

 

 

 

尾根の分岐まで僅か1.3kmを随分と掛けてしまいました。此処からは左折れして尾根道を600mで白旗山山頂です。

 

 

 

 

難攻不落の名城跡だけに厳しい登りの尾根道が続きます。

 

 

 

堀切を過ぎて少しで櫛橋丸跡へ登る分岐が有ります。櫛橋丸山頂部の一郭なので此処を登るのは急登ですが、先に右への本丸・白旗山山頂に行き、下山時に櫛橋丸に寄ると楽に立ち寄れます…が、僕達は登りで櫛橋丸跡を攻略しました。

 

 

 

 

 

登り切った小広い所が櫛橋丸跡で眺望も有って休憩ポイントです。

 

 

 

 

櫛橋丸跡から少し下ると先程の分岐からの道が合流して奥の二の丸、本丸へと進みます。

 

 

緩やかな道で広い二の丸に着きます。

 

 

二の丸から更に進んで小高い坂を登ると本丸・白旗山山頂に着きます。

 

白旗山山頂439.9mは広くて一等三角点や木陰も有り雰囲気の良い所です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹間からの眺望を見て、ゆっくりとコーヒータイムを過ごしてから下山は往路を戻ります。

 

二の丸跡を通過

 

 

櫛橋丸跡分岐を通過。

 

 

 

 

尾根の分岐点で小休止。此処から谷沿いの道を下ります。

 

 

 

もうこの時間に成ると陽射しも樹間に差し込んで山ヒルの心配も無く下山出来ました。

 

 

 

 

 

 

こうして今回も無事下山出来ました。暑い日差しで熱くなった車の扉を全開にして冷まします。その間にザックや登山靴やズボンの再点検をします。

異常が無くてもなんだか気持ち悪いですよね。

昨日、来る途中に寄った新宮福祉会館のふれあいの湯へ急ぎます。

高齢者割引で300円は魅力です。時間も早かったので独占風呂でした。

その後は滋賀の我家へ向かいますが平道で明るい内に着けるのは、往路で立ち寄った道の駅「おばあちゃんの里」ですね。

広くて静かでトイレも綺麗な道の駅で車中泊。

ぐっすり眠ってから京都・亀岡まで平道を走り、此処からは奮発して京都縦貫道・名神高速で快適にドライブして帰宅しました。

 

 

 

YouTubeです。撮った写真のスライド動画です。是非御覧下さい。