退職してからは 家に居る間だけでなく、
僕にあわせる様に 山歩きも一緒に出掛ける事が多いヒメなのですが、
それは互いにとって、あまり良い事ではありませんね。
時には互いに無関心にして、別行動をするのが良いですよね。
それで、先週は一人で愛車に乗って気の向くままにドライブ旅に出掛けました。
何処へといって 特に目的地も定めず北の方、へ…
せせらぎ街道を走り、ハムで有名な道の駅でハムの串揚げを食し、高山を経て飛騨から富山を経て日本海沿いに北上してもう直ぐ新潟市という頃…
道の駅「国上」に着きました。此処まで平道を走って走行数は525kmです。
此処には日帰り温泉「てまりの湯」が併設されているので、風呂にも入りたかったので少しの間ゆっくりして、地元の人ともお喋りしました。
この道の駅「国上」から歩いても良いし、少し先の国上寺からなら楽なハイキングコースが有る「国上山」が良いですよ…と教えて頂き、それでは、この「国上山ハイキング」を今回の最終目的地として、山を楽しんでから帰途につこうと決めました。
この辺りは以前、ハイキングにも訪れた事が有る近くで、お花が多かった記憶が有ります。
角田山や米山、弥彦山などの直ぐ近くなのです。
これは国上寺近くの「分水ビジターサービスセンター」で頂いた地図ですが、車を道の駅からビジターセンター駐車場Ⓟへ移動して歩き始めます。
歩いた結果の軌跡ですが、ビジターセンター駐車場~国上寺~国上山山頂~蛇崩~ちご道~ビジターセンター駐車場と周回しました。距離の割に時間が掛かっているのは立止まる時間が長かった所為でバテ気味だった訳ではありません。
分水ビジターセンター駐車場です。
分水ビジターサービスセンターです。此処で国上山トレッキングマップを頂きました。
駐車場の奥の国上寺境内へ進みます。
和銅2年(709)創建で新潟県内最古の名刹。良寛が諸国行脚の末、寛政9年(1797)頃越後に戻り、五合庵で約20年を過ごしました。その後、文化13年(1816)に乙子神社草庵に移り住み約10年を過ごしたと言われています。
また、京都大江山で大暴れしたという最強の鬼・酒吞童子は燕市砂子塚生まれで、幼名を外道丸といい、乱暴者だったため稚児として国上寺に預けられたそうです。
絶世の美男子に成長した外道丸には恋文が山の様に届きましたが、ひたすら修行に励み見向きもしません…ある日、返事が届かないことを悲しんだ一人の娘が自らの命を絶ってしまいます。それを知った外道丸が恋文が詰まったツヅラを開けると白煙が立ち昇り酒吞童子となったと伝えられています。
国上寺本堂右横に国上山登山口が有ります。
登山道に入って直ぐに山の斜面には未だ閉じたままのカタクリが点々と見られました。
登山道は階段が多いのですが、よく踏まれていて歩き易い道が続きます。
日本海も時々見えますが、霞んでいて景色は分かりません。
ショウジョウバカマも負けじと点々と咲いています。
山頂まで1km強ですが、五合目辺りから斜度も緩やかに成ってきます。
歩く道も緩やかで気持ちが良いのに、山肌にはカタクリの群生が咲き誇っています。
展望台への分岐が右へ少し下る様に有りました。少し行ってみます。
丸太ベンチらしいのが有ったので此処が展望台でしょうね? 景色はやはり霞んでいて良く見えません…元の登山道へ戻ります。
もう直ぐ国上山山頂です。相変わらず雰囲気の良い道が続きます。
国上山山頂312.8mです。登山者は誰も居られませんでした。御昼時間でも有りませんし、至る所がお花見タイムですから休憩する必要も有りませんね。
国上山山頂を通り過ぎる様に蛇崩方面へ進みます。
増々、カタクリの群生密度が増した山の斜面を見ながら下ります。
時々見掛ける他の花の方が貴重です。
蛇崩までに左へ分岐が有りました。剣ヶ峰から弥彦山などへの縦走路です。
剣ヶ峰まで往復してこられる登山者も多い様です。僕は蛇崩方面へ進みます。
大山祇大神を通り更に下ります。
良く分かりませんが、この辺りが蛇崩でしょうか? 断崖・滑落注意とありますが山歩きとしては極普通の下り道でした。
先程の分岐の先、剣ヶ峰が見えています。
更に剣ヶ峰の先には弥彦山も眺められます。
随分と下って来て山裾を右へ回り込む様に進んで行きます。
右手の上の方には先程歩いて来た国上山山頂が望める様に成ります。
下る傾斜が緩やかになった辺りで三差路に出ます。此処からは「ちご道」を歩きます。
ちご道分岐から一旦緩やかに登ってから、緩やかに下ります。
地蔵様の辺りから林道が現れ、林道下のトンネルを幾度か潜ります。
ピンボケですがイカリソウも咲いていますね。
最後は分水ビジターサービスセンター駐車場の下の方、朝日山展望台入口近くに出ます。
朝日山展望台にも少しだけ寄道しました。
駐車場に戻ったら朝は空いていたのに満車です。今回の気紛れ旅は此処を目的地としたので、これから我家への帰途につきます。 此処までの距離は525kmでした。
帰りは往路を辿り、富山から高山へ抜けて国道41号線を南下します。往路の「せせらぎ街道」も良かったけれど飛騨川沿いのドライブもいいモノですね。
川辺町を通る頃は桜も満開の所が多くて、大谷山や鬼飛山が気に成って寄道してみたけれど花見客の多さに圧倒されて…僕も疲れて、気弱に成っていたかも…で、人混みを敬遠して寄らずに通過してしまいました。残念、と同時に心残りでした…
自宅には15時頃に無事帰り着き、全走行数は1056kmでした。
何時もの様に撮った写真の全てをYouTubeでスライド動画にしてあります。是非御覧下さい。