昨日、7日は最近に無い快晴だったので 何時もなら北の福井などへ行くのに眺めながら通過していた山、湖北の山本山を歩きに行って来ました。

 

山本山は滋賀県長浜市湖北町山本に有る山城です。

この城は元亀争乱の際、小谷城の防衛に一役買った城として知られています。

平安時代末期には源氏方の山下兵衛尉義経が籠った山下城とされています。

戦国時代には京極氏の被官である阿閉氏が此処を居城としました。

山本山城は阿閉氏の本拠となり平安時代末期に山本義経によって築かれました。

 

織田信長による浅井攻めの際、城主の阿閉貞征が信長に降伏したことで小谷城は孤立し浅井氏は滅亡の一因となります。その後、貞征秀吉の与力となりますが「本能寺の変」で明智光秀に加担して秀吉方の長浜城を攻めた為に秀吉に追討され、阿閉氏は滅亡、山本山城も廃城となりました。

 

また、毎年2月下旬になると冬を越す為に長浜市に飛来しているオオワシが、この山本山に飛来するのを観測される様になって26年連続されている雌のオオワシがいて、地元では「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれています。

例年、2月下旬まで琵琶湖で魚などを捕りながら過ごしていて、まもなくロシア、オホーツク海沿岸に向かうのですが、その前に人目見ようと野鳥ファンなどが山本山の周辺を訪れてカメラを構えておられる姿をさざなみ街道沿いでも良く見掛けます。

 

さざなみ街道長浜市街を抜けると前方に小高い山本山が見えてきます。

 

右に、道の駅「湖北みずどりステーション」を見て通過します。

 

尾上の湖畔の宿屋が有る急カーブを過ぎて前方に山本山が大きく見えます。登山口は右側に有るので、この先で右折れします。

 

片山トンネル手前に信号は有りませんが右折車線が有る分岐に入り、右折れします。

青色の案内表示が有ります。

 

山本山の裾を真直ぐ進み、広い交差点を左折れした所に宇賀神社が有ります。

 

宇賀神社の直ぐ先に何処の駐車場か分かりませんが、停めても良さそうなので此処に車を停めて歩く事にしました。

 

今回歩いた軌跡です。宇賀神社からも登山道が有りますが、小さな山なので大周りして歩けるのと、登山者が多そうな事で、県道を西へ進んだ朝日山小学校の横、朝日山神社の登山口から登り、山頂を経て熊野越から片山の在所に下山して宇賀神社に戻ります。

 

駐車場から県道沿いに歩きます。先で県道は右に曲がりますが、曲がらずに在所の中へ進む狭い道へと直進します。

 

在所の中に立派な朝日小学校が有ります。小さなお菓子屋さんが有って草餅が美味しそうだったのでお八つ休憩用に2つだけ買求めました。

 

朝日小学校横に朝日山神社が有ります。左に赤く見えるのは小学校の駐車場の様ですが一般車も停められそうです。此処から山頂往復なら此処に停めても良いでしょう。

 

 

朝日山神社の鳥居左横に登山口が有ります。

 

 

小学校の裏から教室を覗きながら石段を登って行くと上に有る常楽寺迄は公園の様な雰囲気です。

 

 

 

 

 

常楽寺境内からの眺め。

 

 

常楽寺本堂の裏へ登って獣除けフェンスを開けて進むと展望の開けた休憩ポイントが有ります。

 

 

 

左の平らなのは霊仙山で真中右は御池岳でしょうね。伊吹山はもっと左側です。

 

 

登山道は広く、整備されていますが中々の急登が続きます。

 

 

 

急登ですが距離は1㎞に満たない短さですから、ゆっくり休憩しながら登りましょう。

 

 

 

「山頂まで あと15分」の位置が此処です。

 

 

 

道は相変わらず急登で、右に伊吹山左に琵琶湖が樹々の間から望めます。

 

途中の分岐にこの様な表示が有ったので行ってみました。

 

 

 

此処で行止まりです?

 

上を見たら大きな岩と社?…が有りました。これが念性岩なのでしょうね。

 

 

念性岩分岐へ戻り登山道を少しで眺望が広がります。

 

此方側からの伊吹山は鉱山跡が痛々しいですね。

 

 

 

この辺りまで来ると山頂も近いです。傾斜も緩やかになります。

 

山本山城遺跡内に入った様です。

 

 

 

 

緩やかに登り切ると広い公園の様な広場の山本山山頂に着きます。此処から賤ケ岳まで7.3kmとありますが、僕達は行きません! 此処でユックリとお昼休憩です。

 

 

 

 

 

琵琶湖と沖に竹生島が見えています。湖岸線のさざなみ街道・道の駅も見えますね。

 

 

 

 

 

山本山山頂324.4mはこの右の高まりです。

 

 

 

 

ゆっくりと山頂でお昼休憩した後は、北の賤ヶ岳方面へ下ります。

 

 

 

 

 

 

 

山頂部を過ぎたら今までの様には整備されていませんが歩き易い緩やかな明瞭な道が続きます。

 

 

 

 

賤ヶ岳も前方に見えてきます。

 

 

 

 

 

福井県境の山々も見えてきました。

 

湖岸のさざなみ街道が足元に見えています。今朝、左下辺りで右折れした所ですね。

 

 

この頃から幾つもの古墳を通り過ぎます。道はそれらの古墳を周り込む様に通じています。

 

 

 

 

緩やかに下って、片山トンネルの上辺りの鞍部、熊野越に着きます。十字路に成っていて、直進すると賤ヶ岳。右は熊野集落、左に鋭角に下ると片山集落に下れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

道は一見、広く、整備されて良さそうに見えますが、落葉が堆積し、その下には沢山の浮石が隠れていてとても歩き難いのです。足を捻挫しない様に注意です。

 

 

 

道はさざなみ街道の片山トンネル手前、片山集落に下山します。

 

 

 

 

片山集落の漁港の所に出て来ました。この民家は美味しい御蕎麦が有名の様ですが、予約が無いと頂けません。

 

 

山裾を歩いて県道に出たら山裾が尽きるまでテクテクと県道歩きです。ちょっと遠いなぁ…

 

 

県道44号線から県道258号線に入った所が車を停めた宇賀神社です。

 

 

県道をトコトコ歩いて我が愛車に帰って来ました。 各地へ出掛けるのに遠距離を走り、北海道も九州も車中泊しながら随分と走りました。積算計も151000kmを越えて、タイヤもツルツルになって今度の車検は通りそうもありません。今のタイヤで2度目を履き潰しです。

タイヤは地面と接する大事な部品。現在はヨコハマ・ジオランダー・ホワイトレターを履いていますが昨日タイヤ屋さんで、トーヨー・オープンカントリー・ホワイトレターを契約。思っていたより10000円ほど高かったけど思い切りました。明日、取り付けて貰います。

どんなかな?…楽しみです。

 

6.43kmと短い距離の山歩きを4時間弱とゆっくり歩いて楽しみました。今朝、登る前に買った草餅が美味しかったので、下山後に再びお店に寄って6個を購入。お家でのお八つに頂きます。

 

 

 

撮った写真をYouTubeでスライド動画にしてあります。是非御覧下さい。