諏訪方面へ避暑がてら蓼科大滝やら八島湿原・鷲ヶ峰を散策。

滋賀への帰途に昨夜は道の駅「三岳」で車中泊。

このまま滋賀へ急いでも日中の暑い最中に着いてしまいます。

せめて最後の今日いっぱいは涼しく過ごして、夕方の涼しく成る頃に帰宅出来れば良いと最近ブログで良く見る「阿寺渓谷」へ寄ってみる事にしました。

 

阿寺渓谷は長野県南部、JR中央線 野尻駅近くの木曽川支流、阿寺川の渓谷で国道19号線から案内表示に従って進むと木曽川を渡ります。

その右に「フォレスパ木曽あてら荘」方面への橋が架かっていますが、その川が阿寺川です。

この橋辺りが阿寺渓谷入口で、此処から 阿寺山の神、千畳岩、森林鉄道跡、雨現の滝、狸ヶ淵、犬帰りの淵、樽ヶ沢の滝、駐車場(遊歩道で六段の滝、ウナリ島)、熊ヶ淵、牛ヶ淵、吉報の滝、阿寺キャンプ場、美顔水、そして天然記念物のハナノキ…と阿寺川沿いにおよそ6.3kmにもわたって見所が有る様です。

人気な様で、夏場のシーズンは通行止となり、「フォレスパ木曽あてら荘」からシャトルバスが出ています。勿論、駐車場とも有料です。

僕達が行った8月29日は通行止は解除されていました。

全ての見所を紹介出来れば良いのですが、往復13km程も舗装路を歩く気力は僕達には有りませんので、その中心と言える中間点の駐車場まで車を進め、「遊歩道」を歩いて紹介します。

 

国道19号線から案内表示に従うと木曽川を渡ります。橋の袂付近にも小さな駐車場が有りますが交差点を直進して阿寺川沿いに林道を直進します。道は舗装路で狭いのですが、彼方此方に道路を広げた待避所が有るので対向車擦れ違いは出来ます。ただ木材を搬出するトラック等も通るので前方を注意して走らせる方が良いです。

 

 

此処は入口近くの「森林鉄道跡」です。右に僕の車も写っていますが、この様に車を停められる程の道幅の有る所も有ります。 車を走らせながら「千畳岩」「雨現の滝」は何処?と注意していましたが分かり難い場所も有りそうです。

 

やがてトイレの有る広場とその先の駐車場に着きます。

 

シーズンオフなら丁度良さそうな広さの駐車場です。でも帰って来た時には満車状態でした。此処に車を停めて「遊歩道」を歩きます。遊歩道入口は駐車場の端から右へ進むと吊橋が有ります。

 

今回はこのコースを赤彦吊橋から入って、六段の滝ウナリ島に寄って中八丁吊橋を渡って林道を駐車場に戻ります。

 

赤彦吊橋を渡ります。

 

橋の下には綺麗に澄んだ阿寺川。彼方此方で水遊びをしているグループがいます。

 

 

遊歩道の距離は分岐からの寄道を含めても2.1km程と大した事は有りませんが…

 

熊除け鐘も設置された道で、遊歩道と言うよりは「軽めのハイキング山道」です。

 

吊橋を渡って直ぐに急な登り道が続きます。

 

 

やがて遊歩道から「六段の滝」への分岐が有り、急な長い階段を川へと下ります。

 

行くのは良いけれど、六段の滝を観た後は此処を戻って来なくてはいけません。

 

長い階段を下り切って暫く水平道を進むと小振りな「六段の滝」に着きます。

 

近くまで行けますが六段の滝 全ては観られません。頑張って来たら…これだけ?では少しガッカリ…されると思いますが、滝の水が落ちる阿寺川…その流れや淵が綺麗で素晴らしいのです。来ただけの値打ちが有ります。

六段の滝の動画はYouTubeに組み込んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

渓谷の美しさには満足出来たのですが、六段の滝から遊歩道へは長い急な階段を登らないと戻れません。息が切れて途中で一息入れました。

 

遊歩道に戻っても更に登り道は続きます。

 

 

 

随分登って、もう山のピークに出るのでは?と思う頃、沢を渡る橋が有ります。

 

沢の橋を渡ったら植林地をドンドン下って行きます。

 

随分と下って、そろそろ川に降りるのでは?と思う頃「ウナリ島」への分岐が有ります。

 

 

分岐から「ウナリ島」迄は略平坦路で川沿いを240m進みます。

「ウナリ島」は その昔、許されぬ恋仲の二人が此処に駆け落ちして人目を忍んで住んでいました。ある日、女が毒キノコを食べ腹痛に襲われ、介抱するも女は苦しむばかり…男は夜の山道を里まで走り下り薬を求めて帰って来るも女はすでに死んでいました。

男は声を上げなき悲しみました。 その後、その苦しみ悶えた女のうなり声と、男の泣き声が今でも雨で増水した夜、この辺りから聞こえる…と言われています。

 

分岐を進んで行くと森の中から阿寺川が突然現れます。この辺り一帯が「ウナリ島」と言われる所の様です。

 

ウナリ島付近の阿寺川は素晴らしく綺麗な流れと淵…これこそ「阿寺ブルー」と言われる水の色でしょうね。 此処で暫くの間その景色に見惚れていました。 此処で同じ様に遊歩道を歩いて来られた埼玉県から単独の女性とお喋りして時を過ごします。彼女はこの後、観光地を転々と綴られるとのこと、柿其渓谷、付知峡などお勧めしました。

この付近の動画は YouTube に組み込んでいます。

 

 

 

ウナリ島で存分に渓谷美を堪能したら再び遊歩道へ戻ります。

 

遊歩道分岐に戻ったら遊歩道は中八丁吊橋を渡ったら間もなく林道に出てお終いです。

 

 

 

 

 

中八丁吊橋を渡り林道を駐車場へと歩きます。遊歩道では会う人も少なかったのですが、林道沿いに歩かれる観光客は多く居られます。少し遠望する事に成りますが以下の写真程度に望む事が出来ます。

 

林道から対岸の六段の滝

 

 

 

 

 

駐車場に帰って来たら満車状態でした。遊歩道では人には数える程しか会いませんでしたので、皆さん、適当に河原に降りて楽しんだり、林道沿いに景色を堪能されているのでしょうね。

この後は、いよいよ滋賀に向かって車を走らせます。

疲れも溜まって来たので中津川ICまで国道19号線を南下、高速道路に入ります。

名神は道路工事中で片側車線規制で渋滞でしょうから、土岐JCTから東海環状に入り、美濃関JCTから東海北陸道で名神高速へ出ました。