今季の竜ヶ岳の「牧場の羊さん」には、他の山への予定が詰まって会には行けそうもなかったので、3時間程で下山出来る石榑峠(いしぐれとうげ)から半日で竜ヶ岳へお花の様子見にだけに出掛けてきました。

石榑峠は、現在はその下に石榑トンネルが出来て滋賀の東近江市三重のいなべ市とが随分近く成りましたが、以前の旧道は車の擦れ違いも困難な程狭く、曲りくねった山道で大型車も通行止の道で、現在の石榑峠の三重県側には、その名残の車幅規制用に置かれた大きなコンクリート塊が道の両側に有ります(コンクリート塊間の幅以上の横幅の車は通れません)。僕が若い頃乗っていたブルーバードSSSでギリギリ通過可でした。

現在、この石榑峠へは、三重県側からは通行止になっていて、石榑トンネルを滋賀県側に抜けて直ぐに右への分岐(旧道)を入ります。

駐車場は狭く数台で満車状態に成り、路側等に溢れる事がしばしばです。

それでも最近、登山口には綺麗なトイレが整備され随分と登山口らしく成りましたが、少し上に無線中継所が有った所に広場が有るので登山者用駐車場に開放されれば、南へ稜線づたいに釈迦ヶ岳や御在所岳への縦走路も有るので、もっとメインの登山口として昇格する事間違い無しです。

悲しいかな(笑)、現在は三重県の宇賀渓からの登山口からのコースの通過点にすぎない存在で、竜ヶ岳~石榑峠~小峠~…長尾滝・五階滝~宇賀渓。又は小峠~…砂山~宇賀渓のコースの通過点でもあります。

でも、車でこの石榑峠に入れるので、短時間で竜ヶ岳往復には丁度良いです。

 

石榑峠に車を停めて、トイレの新築工事で整備された階段から登って行きます。一息急坂を登ると開けて一息つけますが、再び更に急登道が続きます。

 

急な掘れた滑り易い道を登って行くと…もうシロヤシオが観られる様に成りました。此れで目的は達成した様なモノですが、折角ですから山頂まで行ってきます。

 

 

稜線への急登に掛かる頃に「重ね岩」近くを通ります。

 

御覧の様に①石榑峠~④竜ヶ岳は登り85分、下り60分ですから3時間も見ておけば往復出来ますね。

 

 

 

 

重ね岩付近からの急登は厳しいですが、この山頂からの南西の稜線に乗れば、もう山頂に着いた様なモノです。後は竜ヶ岳山頂まで平坦な道が続きます。晴れていれば眺望も良くて開放的な気分で歩けます。

 

何処までも歩いて行きたい道…は、直ぐに着いてしまいます。

 

 

残念ながら展望はガスで有りませんでした。長居は無用ですね。

 

此れからの予定が有るので、そそくさと往路を引き返します。

 

 

シロヤシオが咲く道を石榑峠へ下って行きます。

 

 

 

 

麓の方はシロヤシオが咲き始めて、霧の中に浮かぶ様子も綺麗でした。

例年、楽しみに登っていた竜ヶ岳の山肌に点在するシロヤシオ…放牧場の羊さん…は予定をしていた山歩きから帰って来る迄待っていてくれるかなぁ…

今年は行きたい所が沢山溜まっていて、訪れる事が出来ないかもしれません。

体力が落ちて無理も出来ないし…淋しい思いをする事が増えてきたなぁ~…。