晴天とはいえ酷い黄砂の中、大野レインボースタジアム最奥、トイレが建つ駐車場に車を停めさせて頂き、大野山滝谷山を周回コースで歩きました。

気力・体力が続けば滝谷山から更に奥へ雁又山430mまで往復したいなぁ~と思っていましたが、少し先のピーク迄行ったら、随分と下って登り返しが大きかったので気力負けしました。

 

前後しますが此れが僕達の歩いた軌跡です。点線がヤマレコからダウンロードしたコースなのですが登山口付近が全く違う道を歩いています。

 

それは、順次語るとして、先ずは滋賀から駐車場として選んだ大野レインボースタジアム迄は県道53号線で揖斐川を渡り直ぐの信号を左折れして県道266号線を北上し大野交番西の信号を直進すると前方に山が見えてきます。県道が右へカーブする頃の信号を左へ入ると運動公園内に入り最奥の山裾にトイレと無舗装の広い駐車場が有ります。

 

僕達は図の四角いグランドの北端に居ます。ヤマレコの地図では角付近から北へ歩き林道を横断してこならコースに入っていますが、その入口が分からず付近を捜してみました。

 

駐車場に沿って付けられている散策道から山へ進入出来る幾つか有るフェンスの出入口の一つ、トイレに近い所へ行ってみると、地元の男性が山の案内地図(上図)を補給に来られました。登山道を聞いて見ると、右ではなく、左寄りに進めと言われ、更に後ろから追抜かれた男性登山者も左寄りに進んで行かれます。それが僕達の軌跡です。しかも、右に行くと道は無いとまでも言われて???でしたが…先行する登山者についていきました。

 

 

どうやら憩の散策エリア内(頂いた案内図にも明細な図は有りません)を通り森林浴コースを歩く様です。(この図は現在位地に表示)

 

この様な神社跡を通り…平坦な道を進んで行きます。

 

 

森林浴コースと合流して登山者も増えてきます。

 

森林浴コースに入って直ぐ右手に急登階段が続く健脚コースへと入りました。(直進して花立峠経由でも大谷山へ行けます)

 

 

健脚コースとありますが、やや岩場の急登が有る短いコース(400mほど)です。

 

 

こんな道の方が面白いですよね。

 

 

アッと言う間に健脚コース終点の林道に出たら、少し林道を登ると再び急登のこならコースに入ります。

 

こならコース森林浴コース終点の花立峠が始点大谷山への道を分け此処へ通じているので「こならコース終点」と書かれています。健脚コースから大谷山へ向かうには始点となるのでヤヤコシイ表示ですね。

 

 

脰(うなじ)ヶ洞古墳まで急な階段を登って…

 

 

少しばかり緩やかな道になって(´▽`) ホッとする間も無く…

 

 

胸突き八丁、がまん坂を登ります。

 

 

 

がまん坂を登り、道も緩やかに成ってくるとこならコース大谷山分岐に着きます。ヤヤコシイ言い方ですが、要は花立峠方面からの道と合流します。

 

 

この大谷山分岐が同時に城跡探索コース起点となり、終点は滝谷山398mです。城跡とあるのは、昔の山城・野村城跡とのことで、この付近からはアップダウンは有るものの稜線歩きの感が大です。

 

 

城跡散策コースは1.3kmですね。

 

やっとお得意の緩やかな道になって、気分も乗ってきました。

 

 

野村城跡、展望台…とも書かれている大谷山356m山頂に着きました。小高い小広場の山頂直ぐ下には展望台が作られています。黄砂が酷くて良く見えませんが、なんとなく船木山、金華山でしょうか?…眼下手前に運動公園も見えていますね。

 

 

 

 

大谷山で展望を楽しんで小休止したら城跡探索コース滝谷山398mへ歩きます。やや登り基調で緩やかなアップダウンの稜線道です。

 

 

 

 

 

城跡探索コース1.3kmの終点滝谷山398m山頂です。多くの登山者が休んで居られます。殆んどの人は此処から往路を戻られる様?です。

 

眺望は相変わらず…殆んど見えません。

 

 

 

三等三角点390.08mが有ります。

 

さて、滝谷山まででお疲れモードですが、雁又山430mへの道は?…少し様子見がてら先に進んでみました。誰も来られないので、少し不安げになりながら…

 

最初のピークとの鞍部で滝まわりコース分岐(終点)を分けて登ります。

 

 

最初のピークには以前は手入れされていた様な残骸が朽ちていました。案内表示に山地主と登山者の間にトラブルが有ったかの様な説明や注意書きが有りましたので登山者もあまり立ち入られず、整備もされていない様です。よく有る事ですね。山歩きを楽しむだけなら何も苦情は無いでしょうが、勝手に樹を切ったり人工的な表示(たとえ目印テープでも見ようには塵)が度を過ぎるといけませんね。一度トラブルになると取り返しがつきません。

立入禁止では無いので歩けるのですが…様子を見ると雁又山430mへの道は随分と下っており更に高く登らなくて成りません…で、気力も無くなり、先程の鞍部からの滝まわりコースで下山する事に決めました。

 

 

 

 

此れまでのコースより歩かれていない様ですが道は明瞭です。

 

 

 

急な斜面をジグザグに、落葉で滑らない様に急降下です。滝まわりコースは約1.6kmです。

 

 

 

 

 

途中から広い道を大きく曲がりながら下って行きます。

 

 

もう直ぐ麓かな?という頃に「ゑびをの水」が有ります。「死期が近付くと家族がこの水を飲ませた」ことから「末期の水」とも言うそうです。 ヒメが僕にも飲んでおけと…酷いですね。

 

 

突然に樹々が伐採され、広く整備された所に飛出しました。此処が滝まわりコース起点金尾滝です。滝を観たかったけどさっぱり何処だか分かりません。オマケにスマホにダウンロードした地図の経路も分からず広い道を(平坦だから良いのですが)大回りして運動公園へ戻りました。

 

 

 

山を振り返るとこんな感じです。

 

 

広い道をテクテク…フェンスを開けて、県道らしき道を右方向へ進んで運動公園に戻ります。

 

 

 

今回はどうも最初から思っていた様には歩けず、案内表示や頂いたガイドマップもシックリせず、眺望もイマイチでやや消化不良気味な山歩きでした。時間は充分に有ったので、もう少し麓周りも散策してみたかったところです。

下山後は帰途につくには中途半端な時間だったので、近くの谷汲温泉でゆっくりと汗と疲れと黄砂を落として、道の駅「星のふる里ふじはし」で車中泊すべく移動、着いたら食堂が営業中だったので(温泉は夏頃まで休業の様子)久し振りのまともな食事を頂き、ぐっすりと寝て、翌日にユックリと帰宅しました。