久し振りの鈴鹿、御池岳へヒメと歩いて来ました。国道8号線で多賀町からは国道306号線で鞍掛トンネル滋賀県側に車を停めてトンネルを潜り三重県側コグルミ谷から登ります。

暗くて長いトンネルを歩き更に舗装路をコグルミ谷登山口まで歩くのなら三重県側に車を停めれば良いのに…と思われるかもしれませんが、下山時は鞍掛峠へ下る予定なのですがその鞍掛峠から三重県側に下る道はザレ道でヒメがとても苦手なのです…それを避けるために滋賀県側に下れる様に鞍掛トンネル滋賀県側に停めました。駐車場も空いていますしね。

 

長ぁがぁ~い国道歩きでコグルミ谷登山口から登ります。

 

 

 

30分も歩くとタテ谷出合。此処を登ると鈴北岳直下に出るのだけど歩く人も少なく荒れているらしいのですが未だ未踏…一度歩いてみたい道です。コグルミ谷のこの先はクマガイソウの咲く所が有ったり、リスさんが走り回るのが見られます。

 

 

今回はこの先長命水からは大きく右へ迂回する正規の登山道から外れてコグルミ谷上部が崩落する以前の道…谷沿いに適当に登って行きます。こんな歩きが僕は好みなんですよね。

 

 

 

 

コグルミ谷が二股に分かれた所から真中の岩場を急登して更に谷を登って行くと何時の間にか谷は消えて旧登山道が現れカタクリ峠に着きます。正規の登山道が右から合流します。

 

此処がカタクリ峠。六合目です。山頂への登山道は右の高まりへ続き直進すれば真の谷へ下り左へは鈴鹿縦走路で白瀬峠を経て藤原岳へと続きます。

 

必ずしもピークハントが目的では無い僕達は山頂への道を大きく遠回りして白瀬峠への尾根道を歩く事にしました。

 

時期には樹々にシロヤシオの花、足元にはイワカガミの花の多い尾根道です。

 

 

シロヤシオも少し残っていました。

 

緩やかな稜線道…展望は有りませんが自然林の明るく乾いた雰囲気の良い道です。

 

冷川岳の表示?地図上では荷ヶ岳1054mでしょうか?三重県側丸尾への分岐が有ります。

 

 

 

 

カタクリ峠から40分位歩いたら白瀬峠に着きました。もうこれ以上前進すると藤原岳へ進むしか有りません。右手の真の谷へと下って御池岳方面へと戻ります。

 

 

 

 

真の谷へと下って行きます。途中で不明瞭な所も有りますが何処でも下れば真の谷に着けるので不安は有りません。

 

 

真の谷に飛出します。真の谷というのは鈴北岳と御池岳の間の日本庭園辺りが源頭部で谷は南下して御池岳の支峰土倉岳と藤原岳の間を流れて廃村茨川付近では愛知川の源流である茶屋川と成ります。なので真の谷を遡れば御池岳登山道へと通じ、下れば茨川や御池林道、果ては国道421号線、東近江市へと続きます。それを理解していればこの辺りを自由に散策しても道迷い…更には遭難という事もありませんね。この真の谷自体地図上では破線で記されていますしね。それに御池岳側、奥ノ平側の斜面は運が良ければクマガイソウも観られます。真の谷を遡り御池岳へと向かいます。

 

真の谷には道らしき踏跡が有ったり無かったり。

 

 

 

 

 

真の谷沿いに登って行くと本来の御池岳登山道七合目に平行する様に合流します。

 

 

 

 

御池岳登山道八合目を過ぎたら山頂へは分岐を左です。直進すれば日本庭園ですね。

 

分岐からは急登が続き九合目が見えたら後半分位で頂上です。

 

 

 

御池岳山頂1247mです。此処では写真だけ撮って奥ノ平で休憩します。

 

 

 

奥ノ平へと向かいます。北西側霊仙山や南西の天狗堂の眺めが良いですからね。

 

 

 

 

 

 

崖際のボタンブチへ行けば以前歩いたT字尾根も眺められます。

 

 

 

 

 

 

 

ボタンブチからは山頂部の丸山へ登らず左から回り込んで日本庭園へ下ります。

 

 

苔の綺麗な日本庭園を歩き鈴北岳から県境尾根を下ります。

 

 

 

鈴北岳からは県境尾根を下って鞍掛峠へ。

 

 

 

 

鞍掛峠に着きました。四辻で右は三重県側、左は滋賀県側の登山口へ。直進して急登すればシャクナゲの綺麗な焼尾山922mや三国岳911mです。

 

滋賀県側へは比較的緩やかな道で下れます。

 

 

一日の時間をたっぷり使って、御池岳の自然を楽しむ山歩きが出来ました。久し振りに歩いた真の谷は以前来た時の記憶とは随分と変わっていました。支流が本流よりも広がっていたり本流が狭く成って居たりで谷道は雨が降る毎に様子が変わってしまうので用心しないといけませんね。

最近は晴れればヒメの家庭菜園が忙しくタマネギを掘って竿に干したり、スイカの床の整理をしたり花の終わった花壇の整理をしたり一雨毎に伸びる雑草とも追い駆けっこ…で山歩きに出掛ける時間も半減です。