やはり今の時期に登山計画からは外せない岐阜県の山、簗谷山。国道41号線の金山町から国道256号線に入り岩瀬から県道86号線を経て簗谷林道で登山口に向かいます。

 

 

山腹を蛇行しながら入った簗谷林道の終点が登山口に成っています。今の時期は人気の山で朝早くから駐車場は満車に成る事が多く路駐も覚悟しなければならない程で僕の場合は前日夕方に着いて車中泊します。

 

渓谷右岸の雑木林に向かって石の階段を上がると野鳥観察用の東屋が有りその直ぐ脇からブナの木コース南尾根コースが分岐します。なので登りと下りと其々を使う周回コースが良いでしょう。急な下りが苦手な人は登りの時間や距離がやや長くなるけれど南尾根コースで登るのがお勧めです。

 

ブナの木コースで登ります。新緑の落葉樹林に覆われた流れを何度も渡渉しながら上流へと向かいます。

 

やがて流れを離れて左岸の山腹を登ると南飛騨の山々への眺望が開け尾根に出て高度を上げて行きます。

 

 

ジグザグに急登すると南北に延びる主稜線に出て左へ尾根道を辿り右へ一段登ると山頂に辿り着きます。

 

 

 

東に御嶽山、御前山、北に川上岳、北西に母袋烏帽子岳、大日ヶ岳、白山、南東に小秀山恵那山などが遠望出来ます。展望を楽しんだら南尾根コースで下ります。途中に岳美岩への寄道が有るので寄ると良いでしょう。素晴らしい展望が得られます。

 

岳美岩からの展望です。

 

 

 

岳美岩から南尾根コースに戻り眺望が広がる尾根を南に直線的に下り1098mの展望地からUターンして山腹を下り始めます。山頂の下に目立つ岳美岩を見ながらシロヤシオが咲く道を通り過ぎます。

 

 

 

 

谷の源流を横切って次の尾根を一旦下って再び山腹を巻きます。やがて岩壁を落ちる小滝、小鹿の涙滝着きます。

 

 

脇に大山衹神の碑が立つ小鹿の涙に着きます。

 

 

小鹿の涙滝から流れに沿って下流に少し行くとヤマシャクヤクも見られます。

 

 

 

 

小鹿の涙滝から一旦山腹を登り返すと御嶽山の眺めの良い所が有ります。

 

 

 

派生する小尾根を南へ南へと乗越し下って高度を下げて行くと此処にもお花の群生が現れました。

 

登山道右側の山の斜面目の高さ位の所に群生が有りました。更に下って行く途中でも幾輪も見掛けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

此処は下る途中最初に見掛けた左に道がカーブする浅い谷の群生。

 

 

もう直ぐ登山口という辺りで珍しいモノを見せて貰いました。その後も樹林の中を気をつけて見ていると幾本かを見掛けました。

 

 

 

お花を楽しませて頂き登山道少しで出発点の野鳥観察用の東屋横に下山しました。駐車場は満車状態で下山した今も到着される車が有ります。やはりとても人気の山なのですね。

 

標高1214m、標高差510m、距離4.1km、歩行時間2時間40分程度ですが時間だけはタップリと5時間を掛けて歩きました。