鈴鹿山地の最高峰、御池岳(丸山)はカルスト地形の高原状の山頂に幾つもの池が点在し、早春にはフクジュソウや多くの草花が咲く山でもあります。

一昨年に雨乞岳へ甲津畑から歩いた時に同行させて頂いて知り合った三重県の山友さんからお誘いを受けて今回も御一緒させて頂きました。

駐車場の有る三重県側鞍掛峠トンネル入口で待合せ。車の調子が悪かったとかで少し約束の時間より遅れられましたが到着されて御挨拶。今回は男性1人と女性2人です。

早速歩き始めます。未だ早いけれどクマガイソウの群生地を教えてあげる為国道を随分と下ったコグルミ谷登山口へ。

 

コグルミ谷沿いに登って行きます。

 

コグルミ谷は花が多くて此れからの時期は楽しみです。珍しいクマガイソウの群生地も有るので途中で寄道して場所を教えます。

 

 

 

 

 

 

 

六合目カタクリ峠に着きます。以前は名前負けしない位にカタクリが見られたけれど最近は殆んど見掛けなく成りました。この稜線は県境縦走路で左へ進むと藤原岳へ続くのですが初夏にはシロヤシオや足元にはイワカガミが咲く花の稜線道になります。御池岳へは右に進みます。勾配も少し緩やかに成ります。

 

 

カタクリ峠から低い平坦な尾根を越えてリスがよく出没する真の谷沿いに少し歩くと八合目に着き此処からは再び急登に成って御池岳(丸山)山頂に着きます。

 

御池岳山頂1247mです。鈴鹿7は三重県側ですがこの山は滋賀県側に有ります。

 

山友さんの何時ものポーズ。

 

山頂南部に広がる笹原奥の平へ移動してお昼休憩します。20年程前は背丈程の熊笹に覆われていてボタンブチの崖まで熊笹を掻き分けて行ったものですが1、2年の間に今の姿に急変してしまいました。

 

食事の後は下山に入りますが折角ご一緒したのでテーブルランド(平坦な笹原一帯)の南西の崖縁沿いに日本庭園、鈴北岳へと案内します。

 

歩く登山者も少ないので踏跡程度。自由気儘に好きな所を歩きます。

 

本来の鈴北岳への登山道は向こうの尾根に有ります。左のピークが鈴北岳です。

 

 

此処を直進すればヒルノコバを経て鈴ヶ岳に至りますがフクジュソウの多い道程です。

 

今回は右折れして日本庭園へ下り鈴北岳へ。写真の左ピークが丸山(山頂)でその向こう側を歩いて右へ水平移動して真中付近の尾根を此方へ下り白く雪の有る付近から日本庭園へ下り現在地の鈴北岳まで登って来ました。

 

鈴北岳は県境稜線の通る登山道で鞍掛峠に通じています。とても展望が良く前方には霊仙山、眼下には国道306号線や登山道が走る尾根が望めます。

 

鞍掛峠に向かって下山です。

 

 

鞍掛峠から左は滋賀県側、右は三重県側の鞍掛トンネル入口に下山出来ます。いずれの登山口にも駐車場が有ります。

 

久し振りの三重の山友さん達との山歩き、お花の時期には未だ早かった様ですが楽しく5時間程の山旅を楽しむ事が出来ました。