鈴鹿山地の縦走路でもある 石榑峠(竜ヶ岳)と釈迦ヶ岳の間には同じ様な高度のピークが散在しますが、三池岳971.8mも その中の一つです。

直ぐ南に有る八風峠は中世から近江と伊勢の交通の要衝です。

 

以前、下記ブログで 石榑峠~釈迦ヶ岳を紹介しましたが、今回は三重県側、国道306号線田光信号を山手に入る八風キャンプ場先の空地から歩きです。

林道を奥に進むと谷は次第に狭くなり最初の堰堤が現れます。

 

 

 

堰堤を右側から越えて右岸へ渡ります。

 

 

雑木林の中、渓流は随所に小滝をかけています。

 

次の堰堤下を渡渉します。

 

やがて細い流れを渡り山腹に取付きます。

 

このまま進むと、中峠八風峠に着けるのですが、今日は、あの素晴らしい稜線を少しでも多く歩きたくて、もう少し釈迦ヶ岳寄りの稜線に出たい・・と左に逸れて薄い踏跡を辿ります。

 

比較的足掛かりも良くて、テープも見掛けます。時折、ルートを見失い何方に行こうか迷う事も有りますが、明るい尾根に出ようと登り詰めて行くと、お花も沢山見掛ける様に成りました。

 

 

 

尾根の高まりを登って行きます。

 

これは蕾、もう少し先ですね。

 

 

尾根を登って行き、振り向くと眺望も開けてきました。

 

 

尾根を登る途中・・・といった感じのピークには段木930mと表示が有りました。

もう、此処からでも素晴らしい眺め。でも前方にはカールの様に鈴鹿の稜線が扇状に広がって、四方から此方へ押し迫って来る様です。

 

前方には鈴鹿の稜線が続いています。縦走路も見えますね。

 

 

 

振り返れば三重県側の眺望。

 

 

少し登った所から 段木を振り返ります。

 

尾根を稜線に向かって登って行きます。

 

竜ヶ岳御池岳も見えています。

 

やっと稜線に乗りました。鈴鹿縦走路を北に向かって歩きます。

 

登って来た尾根です。 真中に見えるピークが三池岳かな?

 

縦走路を辿ります。右に伊勢平野を眺めながらの歩きは爽快です。

 

 

 

中峠に着きました。休憩ポイントですね。

 

 

 

釈迦ヶ岳からはどんどん離れて行きます。

 

竜ヶ岳には近付いて行きます。

 

此処を下ったら八風峠、その向こうのピークが三池岳ですね。

 

鳥居の有る八風峠です。

 

四辻に成っている八風峠杠葉尾(ゆずりお)は滋賀県側です。

 

鳥居が立ち、旅人が安全を祈願した八風大明神の石碑が有ります。

 

 

八風峠を過ぎたら一登りで三池岳です。此処から南東へ下山します。

 

 

 

縦走路から南東に少行くと 三池岳三角点山頂971.8mです。

 

5、6月にはベニドウダンの多い所を下って行きます。

 

 

 

ガレを通過すると お菊池です。八風峠が街道であった頃、茶屋で働いていたお菊という娘が大切な皿を割ってしまい、この池に身投げした。その祟りで陶器を持って峠を越えると嵐に成るといわれたそうです。

 

お菊池からは右手寄りに急勾配の道を下って行きます。

 

お菊池から1時間も下れば林道に降りたちます。

 

林道に下れば 今朝の駐車場も間も無くです。

9時15分に歩き始めて、14時20分に帰り着きました。

登り道はチョットばかり険しかったけれど、稜線に乗ってからはノンビリ、ゆっくり、散歩道。

そんな 楽しい山歩きでした。