昨日は熊野古道・馬越峠を鷲下登山口から便石山の象の背を楽しみましたがヒメが象の背から望んだ熊野灘から聳える天狗倉山522mも歩いてみたいと強く御希望で下山後に汗と疲れを流しに尾鷲市の日帰り湯「夢古道の湯」へ行ったついでにその下に有る「熊野古道センター」へ寄って情報収集しました。

天狗倉山522mへは馬越峠からピストンする登山者が殆んどですがこの山は尾鷲湾にはみ出す様に岬上に有り岬の先端まで登山道が続いている様です。しかも天狗倉山522mの最高点はこのルート沿いに有りおちょぼ岩という展望所も有り岬の先端へは道路も通じているので平道で帰って来れるとの事。で、その道を歩いてみる事にしました。

汗を流して尾鷲市街で夕食を済ませ再び道の駅「海山」で車中泊です。写真は我が愛車キャラバンです。退職後に乗り換えました。4ナンバーの貨物車乗り心地も騒音も内装も悪いのですが荷室が広いので日曜大工でフラットなベットを作り下段には山行きに必要な物入れにしています。セカンドシートは取り外しいわば居間状態にしてあります。ベットはマットレス、敷き布団、毛布、羽毛布団、冬場は湯たんぽ3個を使用。車中泊予定の時は早めに暇な時にカセットコンロでお湯を沸かして布団の中に入れて置きます。なのでトイレさえ有れば前日から登山口まで行って車中泊する事も屡々あります。この日もゆっくり一夜を過ごして朝御飯は軽めにパンやスープなどを食べてお出掛けです。

 

道の駅「海山」を出て国道沿いを尾鷲方面に歩きます。

 

昨日歩いた鷲下登山口から馬越峠に向かいます。尾鷲側の登山口、馬越公園から歩く方が近いのですが馬越公園へ行く道路が狭くて急坂なので僕の車は苦手なのです。

 

昨日は此処馬越峠から下って便石山へ向かいましたが今日は天狗倉山です。約30分?

 

 

少し登りかけたら階段道の急登です。とても30分では無理ぃ~…

 

 

 

尾鷲湾に突き出ているだけに熊野灘が早くも開けて来ます。

 

天狗倉山の山頂は一応はこの前に大きく立ち塞がる大岩の上です。この後歩く予定のオチョボ岩への分岐が有りますが天狗倉山山頂を経由して行きましょう。

 

天狗倉山へ登り切ると岩が展望デッキの様に成っていて方位盤も有りました。尾鷲湾から熊野灘の展望が素晴らしいです。天狗倉山山頂はこの展望デッキの後側写真の右奥に大きな岩が有り鉄梯子で登ります。

 

 

 

鉄梯子を登った大岩の上此処が天狗倉山山頂(最高所ではありません)。殆んどの登山者は此処までで引き返されます。

 

天狗倉山山頂から鉄梯子を降りるヒメです。この後はオチョボ岩に向かって歩きます。

 

大岩の下の分岐に戻らなくても天狗倉山山頂からも道が有ります。

 

岬の先端に向かって出発。

 

大岩の山頂から200mほど歩くと電波塔が有りこの山並みの最高点522mです。

 

外海に向かっているのに海の見えない登山路が続きます。最高点から1㎞でオチョボ岩と聞いていますが甘く考えていただけに遠く感じます。

 

森林の道から次第に岩の多い場所になってきます。

 

岩ゴロゴロから大きな岩が目立って開けてきたなぁ~と思ったらオチョボ岩に着きました。

 

オチョボ岩に着きました。抜群の展望岩です此処から引き返しても良いけれど未踏の地…展望を楽しんでゆっくり休憩もしてから岬の先端へ向かって歩きます。

 

 

 

狼煙場も有る様ですがパスしました。もう直ぐ岬の先端かと思ったけれど自然林の道から植林地を歩く様になって中々海が見えません。小高いピークも越えて行きます。

 

 

 

 

ホントに海岸道に出られるのかなぁ~…と不安になった頃に左側に海が見えてきました。でも此処から見る限りではこの下に道路が付いているとは思えない雰囲気です。

 

不安に成りながら急降下。森も開けて来ました。

 

 

階段道を降りたら林道に降りたちます。よく整備された道です尾鷲市側にも紀北町(海山町)側にも通じている様です。車を停めた紀北町側に海沿いの平坦な道を進みます。

 

 

 

林道を歩いていると思っていましたが県道155号線の表示が有りました。岬の先端部だけが 県道としては未整備なのですね。

 

次第に街も近付いてきます。紀北町海山の街です。あの街の左に進むと道の駅が有る筈ですね。

 

道沿いにはこんな表示も有りました。

 

 

やがて国道42号線に出て左折れ。前方に道の駅「海山」が見えてきました。

 

愛車の待つ道の駅「海山」です。この後は昨日もお世話になった尾鷲市の「夢古道の湯」

 

尾鷲湾、尾鷲市を挟んだ反対側熊野古道センターを登った所に有る「夢古道の湯」の駐車場から天狗倉山が見えていました。あの山並みを左から右へ歩いたのですね。

 

此れで今回の紀州の山旅もお終いです。日帰り湯で汗を流した後は滋賀の我家へ帰ります。