鈴鹿山地南部の山々御在所岳から南へは鎌ヶ岳、仙ヶ岳と続いて鈴鹿峠を更に南へは高畑山、那須ヶ原山、油日岳と続き最後には伊賀市柘植付近に落ちて滋賀県境には余野公園が有り県道を進むと西名阪国道の上柘植ICが有ります。

この上柘植ICの道を西名阪国道と交差する様に直進すると林道沿いに霊山寺が有り霊山への登山口の一つに着きます。山頂部に無線中継施設が有るので車でも行けるのですが登山道も3本程が通じています。

地理的には布引山地北部の西端にあたり台形状の独立峰で山頂には平安時代から江戸時代にかけての寺院跡三重県天然記念物指定のアセビ、イヌツゲ群落が有ります。霊山寺にも三重県天然記念物指定の樹齢300年のオハツキイチョウの大木が有ります。

霊山寺の前には林道沿いに整備された駐車場が有り此処に車を置いて石仏の並ぶ参道を上がり霊山寺境内に入ります。

 

境内に入ると以前来た時は寺で飼われていた甲斐犬のカイ君がお出迎えしてくれて山頂迄一緒に案内をしてくれましたが今はもう居ませんでした。右手には三重県天然記念物指定の樹齢300年といわれるオハツキイチョウの大木が有りその奥竹林に石仏の並ぶ旧参道から登山道がはじまります。

 

 

一合目付近から山道らしく成りグングンと高度を上げます。

 

途中石に刻まれた地蔵たいこ岩が有り当時の参道の面影を偲ぶことが出来ます。

 

 

九合目で傾斜が緩くなって東海自然歩道と合流し整備された階段状の道に成ります。

 

階段状の道を登り最後に石の階段を登ると周囲を盛土で囲まれた霊山山頂広場に着きます。

 

石の階段を登ると盛土で囲まれた霊山山頂広場765.8mに着きます。霊山寺から1時間20分程で着きました。

 

山頂からの展望は素晴らしい。西に伊賀盆地南に青山高原更に向こうに室生の山々

 

 

今回は滋賀の山友さんが御一緒してくれました。

 

 

 

下山は九合目東海自然歩道に入りアセビ、イヌツゲの群生地県指定天然記念物を抜けて、南側田代池方面へと下ります。霊山寺とは正反対側に成ります。

 

 

 

鬱蒼とした植林帯を抜けて山頂から40分程で田代池近くの登山口に着きます。

 

田代池畔を辿ります。

 

 

 

田代池の南の端まで来ました。更に南へ白藤渓谷に続く道を進みました。

 

下調べ無しなのでよく分かりませんが先ずは三實の滝の看板が有りました。

 

 

次は二位の滝です。紅葉が綺麗です。

 

 

 

 

 

更に下って来ると白藤滝。此処が本命かも?…らしい設備が有ります。

 

トイレや休憩所が有ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他には誰も居なかったので白藤渓谷白藤の滝を観ながらお昼休憩をしてから愛車を停めた霊山寺へ戻ります。丁度霊山の反対側ですから山裾の風景を楽しみながら林道をテクテクと歩きます。1人だったら辛い歩きに成りそうですがお喋りしながらですからかえって楽しい歩きに成りました。予想もしなかった紅葉の観光地へも立寄れて充実した歩きが出来ました。

ただ霊山寺への林道は登り道で正直チョットだけ堪えました。