山梨県韮崎市に有る千頭星山へ行って来ました。

国道20号線を茅野市から南下道の駅「信州蔦木宿」を通過さらに「はくしゅう」も通過して暫くの信号で右折れ表示の「甘利山」と案内が有ります。

県道の様で舗装はされていますがその幅とカーブは林道並みの道を登って行きます。しかも予定より遅れて夕闇迫り天気予報で分かっていたけど雨も振り出し霧が立ち込めて視界が悪くカーブの先が良く見えず随分と遠く感じた頃霧靄の中に灯りが見えて「甘利山駐車場」の大きな看板が有りました。「灯り」は駐車場奥に有る未だ新しいトイレの電灯で駐車場の様子も分からないのでトイレの近くの空地に今夜は仮停めして車中泊します。

夕方から降り出した雨も22時頃には止んで夜中にトイレに行ったら良く晴れて月明かりが明るく照らしていました。一応天気予報通りです。でも天気予報通りなら翌日は「晴れですが北風が強く寒く登山には適していない」と有ります。寒さを見越して一応、車のベットの中には今朝 家を出る時に湯たんぽを入れてあります。そのお陰で静かで温かい一夜を過ごせました。

翌日は暗い内からの車の音で目覚めます。若い男性二人が登山口へ歩いて行かれます。千頭星山なら往復7.2km程なのでもっと奥へ行かれるのかなぁ~と思っていました。天気は快晴で風も有りません。よく冷えていますが樹々の葉や枝に朝日が当たってまるで紅葉真っ盛りな景色ですが紅葉には未だ早い感じ。しかも僕達が山歩きの準備中に降りて来られました。

僕達も登山準備をして歩き始めます。駐車場~東屋~甘利山~奥甘利山~大西峰~千頭星山の往復です。

 

昨夜は様子が分からずあのトイレの向う側に駐車しました。手前の広場が駐車場です。

 

駐車場の様子です。道路の向う側に登山口道路の右先に第二駐車場が有ります。

 

駐車場付近の標高は1640m程有り眼下に韮崎市、釜無川沿いの街が見えています。

 

登山口です。何方でも良いですが東屋の有る左の道を選択しました。

 

 

10分も歩かない内に東屋への分岐が有り寄道します。

 

甘利山三等三角点も有りました。

 

東屋の先からは富士山の絶景。今朝暗い内から歩いて行かれた青年二人の目的は此処から夜明けの富士山を撮る為だったのでしょうね。良い写真が撮れたと思います。

 

僕の腕ではこんなモノです。光の加減か?あまり白くはありませんが歩く内に徐々に富士山の頭付近は白く覆われてきました。富士山の写真を撮るには絶好地ですね。

 

 

 

 

東屋から登山道に戻り甘利山へ向かいます。直ぐこの上の台地ですけどね。

 

 

 

 

一段上の丘が甘利山山頂1731mです。向こうは目的地の千頭星山2138.5mです。甘利山から右の方へ大きく回り込んで登ります。

 

 

甘利山山頂からもこの景色。今日は一日中ご一緒の様です。

 

甘利山からは一旦下って奥甘利山1843mへ登りです。

 

 

奥甘利山への登りに掛かりました。左が甘利山です。

 

 

 

 

 

奥甘利山へは分岐からピストンで15分程です。

 

奥甘利山山頂1843mです。直ぐに引き返します。

 

 

 

 

奥甘利山分岐から緩く下り大西山(青木鉱泉分岐)2047mまでこのコース一番の長い登りに成ります。

 

 

 

 

気持ちの良い登山道ですが長い登りです。

 

 

大西山(青木鉱泉分岐)2047mです。此処からは平坦路を千頭星山直下まで歩きます。地蔵岳のオベリスクまで目視出来るが樹々が邪魔をします。

 

 

 

千頭星山が小高い丘の様に見えてきました。

 

登山開始の頃から比べるとなんだか白く冠雪した様に見えます。

 

 

平坦な笹原から一登りで千頭星山2138.5m山頂です。

 

 

山頂に立つと天気予報通りの北風が強く寒い。もう少し北側へ歩き景色を見たかったけれどあまりの寒さに断念して往路を戻りました。少し下ると日向ではポカポカ陽気。

 

笹原で日向ぼっこしてお昼休憩しました。

 

 

 

大西山(青木鉱泉分岐)からの下り…

 

 

 

奥甘利山分岐。

 

 

 

 

 

此れから下り登り返す甘利山。

 

 

 

 

 

今回も無事下山。歩行距離7.2km、標高差495mの山歩きを8時から14時までたっぷり時間を掛けて楽しんで来ました。尾根に乗ると北風が冷たく強く寒かったのですが南側斜面では日差しが温かくてポカポカ陽気で気持ち良く過ごせました。歩いている間中ほとんど富士山を眺めながらの山歩きでした。帰りの道中でも空気が澄んで山頂部が白く輝いて御嶽山中央アルプスが美しかったです。