『沈香』
有名な香木です。
お香に疎い私ですが、沈香と白檀・伽羅は聞いたことがあります。
仏壇にお供えするお線香にもありますしね。
アロマの詳しい方ならよくご存じでしょう。
私はアロマにもそれほど詳しくはないので、
なんとなく甘い香りだったかな?って言う程度です。
この度、初めて沈香の香木を見せていただく機会がありました。
この方たちにお会いして見せていただきました。
実はこの方は私の占星術の師匠。
私、ちょっとだけ占星術をかじっているんですわ。(笑)
師匠とは、なんだかんだと出会ってから結構長いんですけどね。
ちょっと面白い切り口で星を見ていく師匠です。
その師匠が香港から持ち帰った『沈香』を日本で紹介していくとのことで
私も面白がって見せていただきに参上したわけです。
で、なぜ、わざわざブログでこの沈香のことを記事にしてみようかと思ったかというと、
この香りが何とも気に入ってしまったというのもありますが、
この香りをつけてもらった日の夜はぐっすり寝ることができたんです。
この夏、緊張の日が続いたせいか寝不足でした。
このお線香を、この細い一本を焚いて寝ると大変心地い良いのです。
我が家にある仏壇のお線香にも沈香とは書いてあるんですが、
よくあるお線香の香。合成の香りですね。
それでぐっすり眠れたという経験はありません。(笑)
ウィキペディアを読むと
沈香には鎮静作用もあるらしく奇応丸にも配合されていくとのこと。
なるほどねぇ。ゆっくり寝られるわけですよ。
純粋な本物の沈香ってこういうことだったのかと改めて思ったわけです。
今回見せていただいたこの写真の沈香は天然沈香だそうで
自然の中で傷ついた木が自らの力で樹脂を出し
そこに沢山の菌類たちが集まり独特の香りを創り出しているそうです。
だから同じ沈香でも個性があるそうです。
日本にはこの木は自生していませんが、
古くは推古天皇の時代に淡路島に香木が漂着したことが日本書紀に書かれているそうです。←ウィキペディアに書いてありました。
日本には
この香りの違いを楽しむ香道という文化もあります。
いにしえの時代より香を焚き、香をたしなむ文化が発展してきました。
日本にはというよりも、世界中の人には香を楽しむ文化と心があるのでしょうね。
西洋ヨーロッパの文化にもエジプトの文化にも香りが必ず登場します。
中近東やアフリカ、アジア各国でも香は日常的にあります。
香は人の基本的な五感ですもんね。
『沈香』のほのかな心地よい甘い香りから
「あぁ世界は一つだな」と感じた日でした。