梅雨時のこの季節、南天の白い花がひそやかに咲き出しました。

小さくて白い花はおしべの黄色がアクセントになって何ともかわいい。

 

難を転ずる南天は縁起の良い木としてよく庭に植えられています。

我が家ではお祝い事などで母が赤飯を作ったときは、南天の葉を裏返して添えたものです。

 

 

晩秋から冬になったら赤い実がたわわに実ります。

小鳥がついばみに来ます。

 

 

南天のかんざし。

銀細工です。

枝も葉もひとつひとつ作り、ロー付けして組み立てています。

赤い実はカーネリアン。白い実はメノウ。

 

 

 

☆雑学です。

赤メノウとカーネリアンってどう違うのか?って?

赤メノウはアゲードで、カーネリアンはカルセドニー。???

でもね、メノウもカルセドニーもSiO2(二酸化ケイ素)という化学組成で同じなんですよね。

二酸化ケイ素に鉄分が混ざると赤くなります。

鉄って赤いんです。さびたら赤茶になるでしょう。あれですね。

カーネリアンはもともと茶色っぽいそうです。

採掘されると加熱加工をされて赤くなってる子が多いかな。

紫外線で赤くなることもあるらしいですが・・・

縞があるのが赤メノウ、ないのがカルセドニーのカーネリアン。