舞妓さんの帯留めをご存知でしょうか?
「ぽっちり」と呼ばれてます。
これらの写真はお借りしてます。
これらは明治時代のアンティークです。
舞妓さんの帯はだらりと結び、
普通の帯より幅もあり重さがあります。
その帯をしっかりとめるために、帯締めも幅の広いものを使います。
当然帯留めも大きくなります。
なので、帯留めの大きさは10センチ近くなっています。
吉祥の宝ものを盛り付けたようなデザインで、
舞妓さん個人の持ち物ではなく、
屋形(置屋)に代々伝わる大切な宝物です。
その宝物のぽっちりを付けさせて貰えるとなると
とても名誉なこと。
大切に大切に扱わないといけません。
転んで怪我をしても、ぽっちりだけは守らないといけないそうです。
最近は、この帯留めを作る職人さんが少なくなってきました。
代々伝わるぽっちりの修理をできる人も少なくなってきました。
メノウや翡翠、珊瑚に真珠。
日本人が古くから大切に守ってきた宝石たちです。
これらの宝石たちを金や銀にあしらってあります。
新しい時代になっても、
こういった技術は廃れてないでほしいと願います。
職人の手仕事のぬくもりも廃れないでほしい。