今日もじい様のこと。
御歳94歳。
このところ、食べる量が一気に減ってきました。
じい様は、子供の頃、戦争も経験し食べものが乏しい時代を乗り越えてきた世代です。
長年農業をしてきたじい様は、ご飯が大好き。
おかずの好き嫌いはあるんですが、
(ばあ様が「自分で作った野菜も食べへん!」ってぼやきながら料理に四苦八苦してました(笑))
白いご飯は幸せの源のように好きでした。
普通に炊いたご飯の嚥下が難しくなって、お粥になっても、真っ白なお粥はお茶碗いっぱい完食してました。
そのお粥もお茶碗に半分くらいになり、
3分の1くらいになり、
スプーンにひと口ふた口になり、
昨日からそれすら食べられなくなりました。
トロミをつけた番茶やジュースも飲み込めません。
飲み込む力がなくなってきました。
あるヘルパーさんが、「随分昔ですけど、祖母がお茶も飲めなくなった時、ガーゼにお茶を染み込ませて吸わせてました」と体験談を話してくださいました。
それなら、口の中を掃除するスポンジにお茶やお水を染み込ませて吸わせてみよう!
と思い立ち、試しにジュースを染み込ませたマウス用スポンジで口の中を湿らせみました。
あっ吸ってる!
少しずつ湿らせるように。
飲みたい気持ちはあるんやな‼️
最初は調子良く吸ってましたが、そのうち口の中に水分が溜まってくると飲み込めなくなりました。
もう飲み込む力がないようです。
湿らせるのが精一杯か?
2〜3日前から、24時間中23時間45分寝ているような気がします。
残り15分は着替えのときや、わずかな水分を取る時に目を開ける感じ。
表情は穏やか。
終末介護は枯れるように・・・眠るように・・・
と聞いてましたが、
まさしくそんな感じ。