先日、公益社団法人日本ジュエリーデザイン協会(JJDA)主催の
日本ジュエリーデザインの歴史のセミナーを受講する機会に恵まれました。
オンラインのおかげです。
コロナに関係なく、介護の都合で出かけられない私には本当にありがたい。
ジュエリーの歴史は昔々に習ったけど、
(イメージは前世か?)(笑)
ジュエリーデザイン史となると改めて「その時代」を感じます。
日本でジュエリーを作るようになったのは、廃刀令が発令された明治新政府の頃。
刀や甲冑の職人たちが作るようになりました。
もちろん、江戸時代にはかんざしや櫛が作られていましたが、
ジュエリーとは少し違います。
明治から昭和前半の日本におけるジュエリーは、富裕層から少しずつ一般庶民に広がっていきます。
昭和後半は、私の青春時代?そのものなので、ただただ「懐かしい」と言った印象でした。
こんな時代があったなぁ。
この作品は知ってる。
これは実物を見たなー
なんて思いながら共有画面を見ていました。
こういった作品が発表されていく時代、
バブルからバブルが弾けて世の中が節約の時代に入っていく中、
ハイジュエリーもモダンなデザインになります。
アール・ヌーヴォーやアール・デコの影響を受けたデザインも沢山作られています。
また、ハイジュエリーとは違い、
斬新なコンテンポラリーなジュエリーも沢山作られています。
小さな彫刻のようであり、立体造形であったり。
カジュアルで異素材と貴金属が融合していく時代、ダイヤモンドが貴金属以外の素材と合わされていたり、シルクの組紐が金や銀に変化していったり。
斬新なアイデアとデザインが
なんの躊躇なく、
当たり前のようにそこにあるのです。
1970年~1980年
なんてのびのびとしていて美しく輝いていることか。
この時代に彫金を習い、楽しい作品を作っていました。
刺激的で良い時代に学べたなぁと思います。
私より少し上の世代(団塊の世代)たちの頃、彫金ブームがありました。
そのおかげで、私はお気軽に彫金を習うことができました。
その世代の人たちが教室をたちあげていたのです。
目指すは職人か?というほどしっかり基礎を教えてもらい、
自由な発想で制作していました。
その頃の作品。
竹を漉いた和紙に金箔を張り付けシルバーでバチカンをつけたもの。
実用的ではなかったけど、何これ?って思うけど、そういうのを作るのが楽しかったんです。
本当に
楽しかったなぁ・・・・・