昭和3年生まれのじい様は子供の頃、健康優良児だったそうな。

戦前でも、その頃の食事は質素だったはず。

農家だったからお米や野菜はしっかり食べていたのかもしれない。


先月6月28日に94歳になった。image

このメダルは健康優良児の表彰してもらったときにもらったらしい。

30年ほど前、このメダルをループタイに仕立てた。

じい様は大切に愛用していた。

 

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先日のこと、

日が暮れて、夕食の介助にヘルパーさんが来てくださってる間に愛犬ゴン太のお散歩へ行く。

昼間は暑くでハスキー犬の散歩はとても無理。

 

お散歩中、

じい様が無呼吸になってるとヘルパーさんからスマホに電話があって慌てて戻ってきた。

 

!!!目があっちへ行ってる!

 

胸をさすりながら、訪問看護師さんに連絡する。

 

少し目が動いた。

ヘルパーさんがおしぼりで顔を拭いてくれたら、

しっかり目が動いた。

 

!!あっちから戻ってきた!

 

主治医の先生、看護師さん、

ケアマネさんも駆けつけてくださって事なきを得る。

 

「これから、こういう事がよくあるかもしれないから」

と言われた。

 

在宅で介護をしていると、

頭の中ではこういう事は当たり前のことと思ってはいるけど、

さすがに慌てる。

 

 

じい様は、本格的にあっちへ行く前に下見に行ってるのだろうか?

 

あっちには懐かしい親しい人たちが沢山いるからなぁ。

 

「また来るわ!」

などとあいさつしてるのか?

 

「まだひ孫がおっきじいちゃんと遊ぼって言いよるしな、まだ来られへんねん」

「若いモンが忙しから、もうちょっと子守したらなあかんねん」

など言いながらこっちへ帰ってくるのかもしれないわ。