今回は、この春にオーダーを頂いたバングルのご紹介をさせていただきます。

 

お客様はヨガインストラクターの西立奈々さん。

ブログにも書いてくださっています。↓

お祖母様から受け継がれたダイヤモンドのペンダントトップを

シンプルなデザインのバングルにリフォームしたいとのこと。

 

zoomでお話をしながら、どんな雰囲気がご希望なのかをお聞きし、

制作から納品までの流れを説明させていただきました。

 

そして、メールでの打ち合わせ。

先ずはデザイン画を幾つか見て頂き、イメージを決めていただきました。

 

決まったデザインは、Sライン。

流れるようなイメージです。

それから鎚目模様がご希望とのこと。

 

 

私の作業は、銀の地金を溶かし、延べ棒を作り、

金鎚で叩きながら伸ばしていきます。

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カーブになるよう金鎚で叩いたり、ローラーでプレスしたり。

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ダイヤモンドをセッティングするので、

強度を考え、幅や厚みを決めていきます。

何度もメールでやり取りしてもらいました。

 

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中心で石を留めると、その部分が折れやすいこともあるんですね。 

ご希望のイメージと、バングルの強度など、

いろいろ迷って考えたのはペンダントの枠ごとバングルに留めること。

 

 

石だけをフラットに埋め込む方がすっきりときれいなんですが、

石が外れたり、バングルが折れてしまうことを懸念して

二重石枠にしてみました。

石枠が出っ張ってしまいます。

イメージはどうだろう???

 

最初に納品して着けていただいたとき、

スルッと抜けて落としてしまったとのこと。

大変!!

 

手首のサイズは最初にお聞きしているので、合わせて作っていたのですが、

仕上がりが微妙に大きかったのか?

ヨガの先生なので手首もスッと締まった感じだったのかな?

そこで、も少し小さくして微調整しました。

 

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で、再度納品いたしまして、

こんな風に着けていただきました。

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表面にはご希望の鎚目のテクスチャーをつけています。

なんとなく薄っすらした凹凸にしてみました。

 

艶出しをして、

水面の雰囲気が出たらいいなぁって思ったりして・・・

私の中では、煌めく水面の流れのようなイメージ・・・

 

 

ヨガの先生なので、しなやかなだろうと思い、

直線というよりは、流れるようなしなやかなラインがいいかも・・・

・・・私の勝手なイメージです。(笑)

 

そして、腕に合わせてサイズも微調整。

 

心がほのぼのとなるようなお仕事をさせていただきました。

ありがとうございました。