このところ、いくつかバングルのご注文を頂きまして、
いろいろ試行錯誤しているところです。
Ｃ型のバングルの場合、使ってるうちに金属疲労を起こして折れやすくなる箇所があるんですね。
着脱するときに広げたり閉めたりすると、この場所に負担がかかり金属疲労を起こしやすくなるんです。
特に、石のセッティングや彫刻の溝があるとそこから折れやすくなってしまいます。
それをできる限り克服するために、地金を金槌で叩いてローラーでプレスして地金に強度を出して作っています。
デザインによっては原型を作って鋳造という技法で作ります。
ドロドロに溶かした銀を型に流し込む技法です。
鋳造という技法で作ると、折れやすい場合が多いんですね。
形は鋳造で作っても、叩ける形ならば地金を叩いて鍛えて仕上げるようにしています。
こうやって少しでも強くするようにしています。
