肩甲骨を寄せると、

胸が開いてデコルテが斜め上を向きます。

肩が下がり、首が伸びます。

 

(写真は魔法のワンピースのオーナーAKIKO NEEさん)

 

耳から肩にかけてのラインがすっと伸びて、

耳から肩にかけての「空間」が美しくなります。

 

この部分の「空間」という言い方は、

西洋画を描いてた学生の時、恩師からいつも言われていた言葉です。

 

『アゴから首、胸にかけての「空間」を描きなさい』

『耳から首、肩にかけての「空間」を描きなさい』

この「空間」が美しいとモデルは自然に美しいフォルムになっていきます。

 

人の体の周りにできる「空間」を意識するように教わりました。

しかしながら、サボり組の学生だったので、恩師からの言葉はほとんどスルーしてました。

後悔するわ〜

 

今、ジュエリーを作るようになって、その「空間」を意識するようになりました。

 

その「空間」に何か加える。

その「空間」を美しく見せる。

 

その「空間」そのものを美しい形にすると

日々の生活までもが生き生きとしてくるようです。

背筋が伸びて、デコルテが開く。

肩の力を抜いて降ろすと首が伸びる。

深呼吸をします。

 

この季節、

コートの襟を立てても、

タートルネックやマフラーを巻いても

このラインがすっと伸びていると、

ピアスもネックレスも美しくみえます。

 

鏡に映った自分を見て、「空間を意識する」と言う見方も面白いかもしれません。