皆さんのお手持ちのジュエリーの裏側には刻印が打ってありますか?

pt.900とか、K18とか、silverとか、SV950とか・・・

 

これはジュエリーの品位を表す刻印です。

ジュエリーの地金の質を表すものです。

 

 

私の作るシルバージュエリーは

SV950です。

 

SV950というのは、

1000分の950が銀、残りの50が銅。

この2種類の金属を混ぜた合金という意味です。

 

この場合の刻印は、SILVERもしくはSV950と打ちます。

 

 

一般的にシルバージュエリーは銀と銅の合金です。

これは、純銀だと柔らかく変形しやすいという弱点があるので、少し銅を混ぜて合金にすることで強度を出します。

 

市販されている一般的なシルバージュエリーは、ほとんどがSV925です。

SV 925というのは鋳造という技法、地金を溶かして型に流し込む技法に最適な割合なんです。

地金が繊細な部分にもスムーズに流れやすいんですね。

 

また、艶と強度を出すのにとても良い配合なんです。

 

地金を叩いて延棒を作り、形を作っていく技法を鍛造と言います。

この方法ではSV950の割合の方が向いています。

技法によって配合をかえると加工しやすいのです。

 

こういう刻印のあるジュエリーは、素材がはっきりしているので、

リフォームもしやすいです。

買い取りもスムーズにしてくれます。

買い取りは信用できるお店にお問い合わせ下さい。

くれぐれも怪しい訪問業者には気をつけて。

 

素材が分からないものは専門の業者さんに分析をお願いすると良いでしょう。

 

刻印は、そのジュエリーの価値がわかるものです。

気をつけて見てみてください。