今や、『エシカル』という言葉はかなり浸透していて、誰でも理解していると思いますが、

先日、『エシカルジュエリー』という言葉を聞きました。

 

 

おばあちゃんやお母さんから、受け継いだジュエリーをまた大切に使うのも『エシカルジュエリー』。

ジュエリーのリフォームは沢山の職人さんがしています。

そう言う仕事を普通に当たり前にしている人が多いでしょう。

腕のいい職人さんもたくさんおられます。

 

貴金属、金、銀、プラチナは地球の大切な資源ですし、宝石も地球の貴重な宝物。

こういった鉱物は、命がけで採掘しているんですよね。

そこにはいろいろな歴史的背景があります。

だからこそ大切に受け継いでいきたいと思うのです。

 

決して使い捨てではなくて、

前の世代から引き継いで、

次の世代にも受け継ぐもの。

大切に大切に丁寧に扱えば、ずっと受け継いでいけるもの。

 

どなたかが使っていたペンダントの天然石を外して、

きれいに洗って、

しっかり浄化して、

また新しいペンダントに作り替えることもあります。

大切に繋げていくことができるのです。

 

 

『エシカル』の意味の中には、

環境や人に優しい素材、

そして、そういう技法・技術ってこともあります。

 

例えばメッキ、

メッキはニッケルを下地に使うことが多かったのですが、

アレルギーを起こすことが多く、

最近では、ニッケルを省く『ニッケルフリー』が多くなりました。

 

私も、メッキをするときは

かなり昔からニッケルは省いてますし、

『ニッケルフリー、今更?』って感じもあるくらい。

作家や職人さんたちもかなり前からニッケルフリーで作っている人が多いと思います。

 

丁寧に作る職人達の技術もまた受け継ぐもの。

もちろん、今は最新の文明の力が開発されて、無駄のない加工ができるようになりました。

技術が新しく進化していくにつれ素材も大切に使われるようになりました。

その『どんな風に大切に扱うか』は、職人の腕の見せ所でしょう。