なんとホテルに麻薬が届いてしまいました!―
―ドラマ「HOTEL」
シーズン8 第28話「麻薬Gメン宿泊中!?」より抜粋
「前回のあらすじ」
妖精症候群を治すため
ポムじいさんからの助言を頼りに
オアシス教の説教が入った幻の音源を探し始めた
ポム三世ことニイサン・J・ポム。
はたしてポムは
幻の音源を手に入れることができることができるのか!?
その先に見える世界とは!?
はい
聴くことができました。
姉さん!じゃなくてじいさん!
都会ってすごいです。
幻とまで呼ばれた説教をいとも簡単に聴けるんです!
もう僕興奮です!
あ
鼻血が…
いけないいけない
体が弱ってるから気をつけなきゃ
というわけで聴いてみます
………
……
…
ハイハイハイ!!!!
おはようございます!!
目が覚めました!!
ポムじいさん!
伝説は本当だったんだ!
僕
治ったよ!!
立てる!立てるよ!
今僕自分の足で歩いているよ!
走ることもできるよ!!
50m走25秒32だったよ!
昨日隣のおばあちゃんが
スーパーのタイムセールスのために走ってた記録より
遅かったよ!
若干ショックだよ!
さらに100m走は完走できなかったよ!
僕死んだ方がいいかな…
話がずれてしまった
師のお言葉を聞いた感想を言おうと思う
なんと
彼の言葉はなんと音楽に乗せて歌として発信されていた
その音楽は
なんと言ったらいいのだろうか
退屈な日常を過ごしている教徒たちの目を
無理矢理覚ますような
頭のあちこちにガンガン響き渡るそのサウンド
ああ
いまの僕が求めていたのは
こういうものだったのか!?
しかし…
これは麻薬だ
薬が効きすぎた
もう
「縦ノリ」とか「横ノリ」とか
禁止できるレベルではありません(※1)
いつの間にか
頭が、体が、ユラユラ揺れてるよ
そんでもって
後歩いてる人が
その変な踊りを見て怪訝そうな顔をしたよ
また悲しくなってきたよ
ああ
それでも僕は
頭を振ることをやめられないんだ!
そして僕は気づいたんだ
そうか!
僕は変態だったんだ、と
なるほど
それなら合点がいくかもしれない
変態と妖精症候群には何らかの関係が
存在する可能性があるのかもしれない
変態と呼ばれる人々にとって
神々の音楽を聴くこと、
その行為はある種の触媒として作用する
そして
その反応から生まれた物質が
右脳の一部を介し
その音符一つ一つが電気信号として
体中を駆け巡る
例えば
「sit down」のような妖精が発する単語が
脳みそから出された命令だと肉体が誤認する
それで体が勝手に動いてしまうのかもしれない
ハッ!!
ぼくはもしかするとすごい発見をしてしまったのではないか…
しかし
まだまだ疑問が残る
もう少し検討の余地がありそうだ…
ともあれ
これで一歩前進だ
ポムじいさん!
僕もやっと重い腰をあげるときが来たようだ
僕はこれから
300年前僕らの先祖が見舞われ
そして
今もなお一族を蝕んでいる
「変態病」の解明に取り組んでいこうと思う
じいさん!!
待っててくれ!
絶対にまたあんたに日の光を見せてやるからな!!
…つづかない
オアシスはやっぱりオアシスでした。
これは誰がどう聞いても100人中100人が
「オアシスでしょ」ってわかるくらいオアシスです
やっぱりすごいです。本当に鼻血ものです。
※1:妖精レディヘのライブに
「縦ノリ禁止」だか「横ノリ禁止」だかの看板が
あちこちにありました。
いまだにどんな意味があったのかわかりません。

