狂ってるの


唐突な君の言葉は いつも僕を驚かせる

けれど僕の深読みは

言葉足らずのいたずらっぽい笑顔の向こうを透かして覗いていた


最悪の予測をなぞった世界に君はいて

コントロール不能なその命を

青春という暴走の中に放し飼いしているのだ


あのね

見ようによっちゃ20にも18にも見えるの

僕は意識のフィルターをかけて

磨りガラスの向こうをわざとボンヤリ眺める


予想外の宇宙にいる


だけど僕は

自分の中心にある 会いたい という切望に

素直に従っただけだ


今日はずっと心臓がばくばくいいぱなしだったのだ


そして

狂っているのは僕も同じだ

いや

きっと君以上だろう