手術は、局所麻酔で、鼻の穴から器具を入れますので、鼻呼吸は出来ません。
また、術野確保のため、常に患部を水で流しながら行われるため、水が鼻の奥から喉の方に流れてきます。
流れてきた水は、歯医者で使うような水を吸う器械を軽く口にくわえて吸わせます。吸いきれない水が喉に溜まったら、医師に伝えて吸引してもらいます。
私の血圧が上がったのは、手術未経験による事前の緊張も大きいのですが、この「鼻呼吸が絶対できない。なのに水が喉に溜まる状況」というのに緊張してしまったのかな、と思いました。
実際のところは、各機器を医師や看護師も確認していますし、自身でアピールもできるので心配はいりません。
術後すぐ、自身の足で点滴をぶら下げつつ、鎮静部屋に向かいます。
病室というより、スペースといった感じで、リクライニングチェアとサイドテーブルがあるところで1時間半ほど休みました。
鼻に詰め物もあり、眠れるような状況ではありませんでしたが、まだ麻酔も効いており、痛みは全くありませんでした。