ごんたのコノゴロ(2023年12月22日)
今シーズン最後のおたよりとなりました
今年もごんた農場の野菜を召し上がっていただき
ありがとうございました
うまくできた野菜も
うまくできなかった野菜もありましたが
なんとかシーズン通してお届けすることができホッとしています
何かの折に皆様からいただく励ましの言葉が、苦しい時の支えになっています
今週に入って日中も10℃を下回る日が多く
いよいよ真冬の寒さが身に沁みる今日コノゴロ
空気がピンと張りつめ、刺すような北風が吹く中
野菜たちも身を低くして寒さに耐えています
畑では大きくなりすぎた小松菜が葉ボタンのように葉を広げていました
そうはいっても山梨に来た当初に比べれば
真冬が来るのがひと月ほど遅い実感があります
百姓は肌で気温の変化を感じ
その感覚で、今やらなければならない仕事が見えてくるので
根菜の収穫や採入れの時期が
以前に比べると、なかなかやってこないなぁ・・・と思いながら冬を迎えていました
先日遅ればせながら、冬の間に食べる大根を埋けました
今年は雨が少なかったので、大根も小さいまま
セットに入れるには丁度良いサイズで、収穫も楽ではありますが・・・
今年も世界各地で紛争が起き
いとも簡単に人の命が失われていく様をみてきました
人の価値観や生き方、幸せの捉え方の違いを実感するとともに
軍需産業による経済効果が人命に優先される人間社会の進歩のなさと
経済的な豊かさや評価やステイタスを重視する空気感に、気の滅入る一年でした
生きる意味や生きている幸せとは・・・
なぜ今こんなに大人も子どもも生きづらい世の中になってしまったのか・・・
考えさせられます
私たちは食べ物を作るという仕事をしながら
自然の美しさや、人の温かさを感じ
日々の生き方や学びを大切にして
自分自身の人間性を豊かにしていけたらいいなと思います
そして野菜を通して、だれかの幸せの一助となれたら嬉しいです
それでは皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください