第一話の出来が非常に良くて、人を引き付ける物語の書き出しのお手本みたいだと思いました。
まず明治維新という時代背景を、次に「双六の上がり」や名もなき人々の声からその時代の「常識(価値観)」を、続けて主人公たちのその中での立場が描かれました。
そして、それに対しての主人公たちの第一声で、それらに対してどういう風な思いを抱いているのか、どういう性格なのか、一発でわかる素晴らしい導入でした。
(主人公が双六強い→運が強いorゲームが強いも、キャラクターづけなのかなと思っていましたが、5/7日現在までではあまり活かされてないような・・・そこは勘違いでしたか。いや、巡り合わせはとても運が良いとおもいますから、密かに活かされているのかな?)
ナオミは、孤児のくせにと揶揄されても、「だから何?」と開き直り受け流すふてぶてしく、勝ち気でたくましい勉強熱心な少女。
リンは、農家になってからも、元家老として住民から尊敬される父の子として、のほほんと育った天然さんで、でも(天然さんだからこそ?)ほかの人が素通りしてしまう疑問に気が付く聡明な少女。
と、いう風にそれぞれのキャラクターの個性がすんなり理解できるので、すごいなと思いました。
看護学校編が始まりましたね。
自己紹介で各々がどういうキャラクターか、わかりやすく、とっつきやすくしてくれるので、やっぱり丁寧な作品だなと思いました。みんな何かしらとがっててキャラが立っていて覚えやすいです。この時代に看護婦になろうという人たちなので、みんな訳ありだったり、癖が強かったりするのも自然でよい題材をえらんだな~とも思いました。なんだか「虎に翼」と似てますね。ヒット作の一つのテンプレートになっていくでしょうか。
最近になってナルトを読み返しているのですが、それともフォーマットが同じな気がします。
学園ものの必勝パターンでしょうか。(笑)
主人公が、明るくマイペースで人の心にずんずん入っていく性格で、相方は不愛想で個人主義的な実力者、というのも鉄板ですよね。
「基本」をおろそかにしない脚本家なんだなーと感心します。
そのうえで、「様式美」に甘えず、きちんと人物を掘り下げられていて、深い、なんでだろうと考えさせれる話になっているので頭が下がります。
その他で地味にショックだったのが大山捨松についてです。
津田梅子の伝記でちらっと出てくるから、存在は知ってましたが、日本人初?のナースになったのですね!
あと、北海道に開拓民として追いやられた元会津藩士の娘で、御家再興の期待を一身に背負っていたのですね・・・
それを知って、津田梅子と一緒に留学した後の捨松について何にも知らなかったことに強い罪悪感を感じました。
それで、もしかしてこのドラマは、リンとナオミのダブル主人公なんだけど、実は作者としてはあまり知られていない帰国後の捨松について、世間に紹介したい気持ちがまずあって、この企画がスタートしたのじゃないかなと思いました。
実際捨松は影の主人公といっていいような存在感で、作品に重みを与えていると感じます。
実は真の主役説は有力な気がします。
「愛の反対は無関心」と言いますが、これほどの人物を名前を知っているくせに、その後どうなったのか無関心だった自分が恥ずかしいです。
中島みゆきの「地上の星」が好きなくせに、結局「名だたるものばかりを追って、氷しか掴めてないじゃないか」と忸怩たる思いを感じました。
もっと「地上の星」を敬意を払える人間になりたいです・・・